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2016.12.13 15:20

【徹底考察】朝日杯FS(G1)タガノアシュラ「圧勝→惨敗→大逃げ。破天荒な戦歴と日本トップ級の良血を持つ『阿修羅』は、武豊のG1完全制覇を助けるか」
監修=下田照雄(栗東担当)
【血統考察】

母はパラダイスクリーク産駒のレイサッシュ。兄弟に種牡馬として大成したステイゴールドや、先週のチャレンジCで2着に好走したベルーフの母レクレドールがいるほか、近親にショウナンパンドラやサッカーボーイなど日本競馬を彩った名馬が名を連ねており、現代日本を代表する牝系の末裔だ。
ただ、この牝系にマンハッタンカフェを重ねた活躍馬は今のところ出ていない。タガノアシュラの全兄タガノレイサッシュも、未勝利を勝ち上がれずに地方競馬へ移籍。ステイゴールドやショウナンパンドラなど晩成型の成長曲線を描く血統だけに、現時点の能力ですべてを判断することは出来ないが、それでも一抹の不安は残る。
父マンハッタンカフェはサンデー系種牡馬の代表格。産駒の重賞勝利は芝の1800m~2200mがボリュームゾーンだが、ジョーカプチーノが09年のNHKマイルCを制している他、マイル重賞を3勝したガルボのような産駒もおり、マイルがダメということはないだろう。
【結論】
タガノアシュラの好走のカギは、「マイペースで逃げられるか」の一言に尽きるだろう。新馬戦で4馬身差の2着に下したサトノアリシアはその後オープンを快勝し、アルテミスSでも5着と健闘。【前走考察】で黄菊賞のレベルに疑問を投げかけたが、新馬戦だけ見ても一定の能力を持っていることが推察できる。
2戦目の札幌2歳Sは一転して中団待機策を取り、見どころなく惨敗。馬群に包まれるとやる気をなくす面があるのかもしれない。現時点でこの馬は、「逃げなければ好走は厳しい」と判断するほうが自然だろう。
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