
JRA「超新星」エフフォーリア圧勝でクラシックは混沌!? 遅れてきた大物候補が出現…… はたしてダノンザキッドは主役たり得るか
14日に東京競馬場で行われた共同通信杯(G3)は、横山武史騎手の4番人気エフフォーリア(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)が優勝した。昨年の関東リーディングに輝いた若手のホープに導かれ、2着ヴィクティファルスに2馬身半の差をつける圧勝。クラシック候補として大きく名を挙げた。
今年の共同通信杯は多くの素質馬が出走していたことでも話題となっていた。
昨年の朝日杯FS(G1)で2着のステラヴェローチェを筆頭に、福永祐一騎手が惚れ込んだアルアインの全弟シャフリヤール、除外された土曜のクイーンC(G3)からの再投票で出走したレフトゥバーズ、デビュー戦で評判馬のボーデンを破ったディオスバリエンテなど、まだ底を見せていない馬が集結した。
ステラヴェローチェの存在も現在の力関係を占うにあたって絶好の物差しでもあった。同馬があっさり勝つようなら、昨年の2歳重賞の成績がそのまま継続。それとは逆にステラヴェローチェが敗れるようなら、朝日杯FS以上のレベルという見方も可能だからだ。
そんな一戦でステラヴェローチェが5着に敗れた一方、エフフォーリアは強い競馬を見せたのである。勿論、敗れたステラヴェローチェがスムーズさを欠くレースで、他の馬より1キロ重い斤量である57キロだったとはいえ、完敗だったことに変わりはない。
エフフォーリアのことをC.ルメール騎手が「ダービーホース」とまで評したのだから、勝ち馬の強さをここは素直に認めるべきだろう。
そこで気になるのはルメール騎手の言葉の意味である。
今年、すでに開催された3歳重賞で牡馬クラシックに関連が強いのは、京成杯(G3)、きさらぎ賞(G3)、共同通信杯(G3)の3つ。それぞれグラティアス、ラーゴム、エフフォーリアが勝っている。
ルメール騎手はオーソクレースとのコンビで挑んだ昨年のホープフルS(G1)でダノンザキッドの2着。京成杯勝ちのグラティアスとどちらと皐月賞でコンビを組むのかはまだ決まっていないが、エフフォーリアを上に評価していることも伝わるニュアンスだ。
それだけでなく、オーソクレースを破ったダノンザキッドの存在を差し置いての発言ということも興味深い。ラーゴムはアイビーS(L)でオーソクレースに敗れており、京都2歳S(G3)で同じくラーゴムを負かしたワンダフルタウンも、新馬戦でダノンザキッドに3馬身差の完敗を喫した馬に過ぎない。
「これまでトップクラスの馬に騎乗してきたルメール騎手の言葉だけに、信憑性が高いですね。一昨年のクラシックでは、結果的にM.デムーロ騎手からサートゥルナーリアを奪うような形で手に入れることに成功しましたが、今年はさすがに難しそうです。
エフフォーリアはノーザンファーム系のキャロットファーム所属馬ですから、チャンスがないとは言い切れませんが、管理している鹿戸調教師の横山武騎手への信頼も厚いです。仮に出番があるとしたら同馬が敗れたタイミングでしょう」(競馬記者)
昨年のコントレイル、一昨年のサートゥルナーリアは皐月賞に直行して勝利を飾ったが、どちらもホープフルSを制した段階ですでに抜けた存在と評価されていた馬でもあった。
ダノンザキッドも同じく1番人気で勝利したとはいえ、2頭に比べればまだそこまでの評価は得ていないともいえる。新たな強敵が出現した今、始動戦となる弥生賞(G2)で改めて2歳チャンピオンとしての存在感をアピールする必要がありそうだ。
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