JRA元ジョッキー安藤勝己氏「堅い決着ではないでしょ」発言で大荒れも!? フェブラリーS(G1)昨年惨敗も「東京マイルはピッタリ」の馬とは
18日、元JRAジョッキー「アンカツ」こと安藤勝己氏が、自身のYouTubeチャンネル「アンカッちゃんねる」を更新。今週はフェブラリーS(G1)ということで、今年初となる久々の更新となった。
今年のフェブラリーSについて問われた安藤氏は第一声で「難しい」と苦笑い。「どれもね、ちょっと足らない馬が多くて、絶対的な馬がいないだけに難しいですね」と口にした。
今年の出走馬は、昨年のチャンピオンズCで、掲示板に載ったのがインティのみという手薄なメンバー構成。そのインティが気性面に問題を抱えているのだから、「絶対的な馬がいない」という言葉も納得だ。
格と調子のどちらを重視するかという質問に対しては「五分五分やね」との回答。やはり、今回のメンバーを見渡しても各馬「一長一短」で、上がり馬、実績馬ともに絶対的な信用を置ける馬はいないという印象は否めない。
人気的にもバラけそうなことから「堅い決着ではないでしょ」との見解を示した安藤氏。メンバーは兎も角、馬券的には面白いレースになりそうだ。
一昨年のフェブラリーS勝ち馬で昨年のチャンピオンズCでも3着の実績を誇るインティ、昨年の武蔵野S(G3)勝ち馬でフェブラリーSでも3着と好走実績のあるサンライズノヴァ、近5年で3頭の勝馬を輩出している根岸S(G3)を快勝したレッドルゼル、3連勝で東海S(G2)を制したオーヴェルニュと、有力馬の印象を一通り語った安藤氏。
その上で「他に気になっている馬」として挙げたのが、根岸Sで4着に敗れたアルクトスである。
前走の根岸Sに関しては「1400mは、ちょっと忙しいのもあるんだけど」と前置きしながらも、「ちょっと窮屈で内に入っちゃったから」と3コーナーから4コーナーでの位置取りを指摘。「あの馬には合わないレースになったなって気がした」と自身の見解を示した。
アルクトスの走法については「デカい馬だし、飛びもゆったりしてる」とのことで、同馬の特性からも「ジワーッと早めに行って、粘り切るっていう競馬が合うと思う」と安藤氏ならではのレースプランについても言及している。
今回の舞台についても、「東京マイルはピッタリだと思いますね」と語った安藤氏。実際アルクトスは、東京ダートのマイルで【4-0-0-1】と抜群の相性を誇っている。
同馬を管理する栗田徹調教師も「アルクトスにとっては、東京のマイルが一番合う」とコメントしており、同じ見解のようだ。昨年のフェブラリーSでは9着と惨敗したが、今年はリベンジに燃えている。
「この程度のメンバーで自分のペースで走れば、力で抑え込んでもおかしくないと思うけどね」――。
最後は、そう締めくくった安藤氏。アルクトスが昨年からの巻き返しなるかに注目したいところだ。
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