
JRAフェブラリーS(G1)サンライズノヴァ前走「大敗」も計算のうち!? 「1年前」謎の前哨戦がズバリ! 音無采配に緻密な計算ありか
21日、東京競馬場で上半期のダート王決定戦・フェブラリーS(G1)が開催される。
今年は本命不在の混戦模様となっているため、昨年の3着馬サンライズノヴァ(牡7歳、栗東・音無秀孝厩舎)も十分にチャンスがあるだろう。
一昨年の南部杯(G1)で悲願のG1タイトルを獲得したサンライズノヴァ。東京ダートコースは[7-3-1-5]と相性抜群だ。昨年の成績は距離が堪えたチャンピオンズC(G1)で12着に大敗したものの、マイル以下は[2-0-2-1]と安定した走りを見せている。着外となった南部杯でも4着に好走しており、年齢的な衰えを心配する必要はないだろう。
17日の最終追い切りは、栗東坂路コースを4ハロン51秒8、ラスト12秒2の好時計をマーク。併せたインディチャンプに半馬身先着しており、状態面は良さそうだ。1週前追い切りではダンビュライトに先着を許していたが、時計は51秒8を記録している。それだけダンビュライトの調子が良かったということだ。実際に、ダンビュライトは京都記念(G2)で3着に好走。これもサンライズノヴァの後押しとなるだろう。
また、最終追い切りでインディチャンプと併せたことはゲン担ぎにもなる。
●2020年サンライズノヴァが最終追い切りでインディチャンプと併せたレース
・フェブラリーS 3着 51.0-12.6 0秒3遅れ
・武蔵野S(G3) 1着 51.3-12.8 併入
いずれも馬券圏に好走しており、併入の武蔵野Sは優勝。今回、先着しているとなれば期待せずにはいられないだろう。
そして今回、前哨戦を使わずにチャンピオンズCからの直行となることもプラスとなりそうだ。
●サンライズノヴァのフェブラリーS着順と前走
18年 4着(根岸S・2着)
19年 7着(根岸S・7着)
20年 3着(武蔵野S・5着)
これまでに3度フェブラリーSに出走している中で、前哨戦を使わなかった昨年が最もいい着順だった。今年は武蔵野Sの後にチャンピオンズCを挟んでいるという違いはあるが、間隔を空けたローテーションはいい方向に働くかもしれない。
音無調教師も「昨年とは違うローテです。それが良い方に出てくれないかなと思います」と話しており、意識的な使い方をしている様子だ。
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