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2021.02.26 12:00
JRA蛯名正義「まさか勝つとは」有馬記念史に残る中山マイスターの記憶! 最強牝馬を退けた”お祭り男”の誕生…… 中山記念(G2)でラストサプライズを起こせるか
編集部
そのままセーフティリードを保った9番人気の伏兵は、1着でゴール板を駆け抜ける。蛯名騎手は右手の人差指を立てて大きくガッツポーズ。3着に6番人気ダイワメジャーが入った3連単の払戻しは80万880円という大波乱のグランプリを演出したのだった。
レース後、蛯名騎手も「いや〜、ビックリしましたね。4コーナーでも十分手応えが残っているし、いいところはありそうと思っていましたが、まさか勝つとは……」と振り返ったほどの劇的勝利。それとともに「天皇賞の時とは比較にならないくらい状態がよかったですね。今日は気楽に乗れたのもよかったですね。本当に感謝したいですね」と、パートナーを労った。
その後、2年連続出走した有馬記念で08年は12着、引退レースの09年は7着と敗れたものの、日経賞を勝利してオールカマー連覇も成し遂げたマツリダゴッホは歴史に残る中山巧者だった。蛯名騎手との名コンビぶりは競馬ファンの記憶に深く刻まれたに違いない。
騎手人生最後の重賞となる今週末の中山記念(G2)で、ゴーフォザサミットに騎乗する蛯名騎手。ラスト重賞で我々に再びサプライズを見せてくれるだろうか。熟練の手綱捌きに期待したい。
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