GJ > 競馬ニュース > トラスト見限るのは「早い」
NEW

2歳女王ソウルスターリングと1馬身差!?地方の怪物トラストを見限るのは「まだ早い」といえる数多くの理由

【この記事のキーワード】, ,
torasuto.jpgトラスト(JBISサーチ公式サイトより)

 競馬に限らず「期待」というものは大きく膨らんだ分だけ、裏切られた時に反動が大きいのが世の常だ。

 マイネル軍団の総帥・岡田繁幸氏に最高傑作として見出され、JRAデビュー前から英国ダービーに登録されるなど、とにかく話題が先行したトラストは競馬ファンから大いに期待された一頭だった。

 だが、今この馬を「怪物」という人は誰もいない。

 鳴り物入りで中央に乗り込んだ初戦のクローバー賞(OP)でいきなり敗れたのだから、その際は「やはり地方でどれだけ強くとも、中央では通用しない」と”笑いもの”にされた感もあった。大きな期待を集めていた分、その反動もまた大きいということだ。

 クローバー賞で単勝2.2倍の1番人気だったトラストは2着だったにもかかわらず、次走の札幌2歳S(G3)では5番人気と人気が急落。外厩として、さらには初の芝コースから2戦目と上積みの要素があったにもかかわらず、早くも見限られ始めていた。

 ところがその札幌2歳Sを鮮やかに逃げ切る。後から振り返ればメンバーが弱かったという見方もできるが、それでも0.4秒差の完勝は立派だ。

 その後、JRAの中村均(栗東)に移籍。休養を挟んで東京スポーツ杯2歳S(G3)に出走。今度は好メンバーの中で3番人気に推されたが、あえなく5着に敗退した。勝ったブレスジャーニーから0.4秒引き離された内容は完敗といえ、本馬にとっても初の挫折といって良いだろう。

 この走りを見て、かつて「地方の怪物」と囁かれたこの馬を完全に見限ったファンは多い。実際に今週の朝日杯FS(G1)では単勝20.4倍の8番人気。完全に伏兵の一頭の扱いだ。

 だが、朝日杯FSのメンバーを今一度見渡して、果たしてこの中に今年の東京スポーツ杯2歳Sで掲示板を確保できる馬が何頭いるだろうか。

2歳女王ソウルスターリングと1馬身差!?地方の怪物トラストを見限るのは「まだ早い」といえる数多くの理由のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  2. 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
  3. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  4. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
  7. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  8. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  9. JRA石橋脩「乗り替わり」ラッキーライラックとの別れ避けられず? 「意味深コメント」と「状況」
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬