真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.12.18 12:46
2歳女王ソウルスターリングと1馬身差!?地方の怪物トラストを見限るのは「まだ早い」といえる数多くの理由
編集部
そういった中でも素質馬が集った東京スポーツ杯2歳Sのレベルは高く、今のところここの上位馬が来年の牡馬クラシックを牽引するといわれている。そこで完敗したからといって、トラストを見限るのは早計だろう。敗れた前走にしても転厩初戦で、レース前にはかなりの入れ込みが見られ、レース中も折り合いを欠く場面があった。
トラストは、今のところ切れる脚が使えないことが最大の弱点といわれている。前走は上がり最速のスワーヴリチャードの33.6秒に対して、トラストは35.3秒。確かに数字だけを見れば、絶望的にも見える差だ。
だが、先週の阪神JFの上がり最速はリスグラシューの34.5秒。これが断トツであり、2位位がソウルスターリングの34.8秒だ。力のいる馬場となる今の阪神は、東京コースのような速い上りの出る馬場ではない。
これは速い上りが使えないトラストにとって、大きなプラス要素だ。
ちなみに昨日17日の阪神開催で芝のレースは6レース。「4コーナー先頭」だった馬の着順は1着(14番人気)、11着(14番人気)、2着(2番人気)、1着(5番人気)、1着(7番人気)、2着(5番人気)である。朝日杯FSと同じ外回りコースで行なわれたレースも4つあった。
述べるまでもなく、逃げ馬に圧倒的に有利な馬場。主戦の柴田大知騎手は「マイルは良い」と断言しており、外連味なく積極的にレースを運べば、この馬がもう一度「怪物」と呼ばれる瞬間が来てもおかしくはないはずだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
関連記事
武豊は「消し」!ミスエルテを脅かす注目の穴馬も公開!重賞穴馬データ~朝日杯フューチュリティステークス・ターコイズステークス~
“懐かしき豪快馬主関口房朗のG1制覇”朝日杯フューチュリティステークスの記憶~フサイチリシャール~
【徹底考察】朝日杯FS(G1)ダンビュライト「脅威の種付け数280!生産界が熱視線を送るルーラーシップ産駒初タイトルの課題は”父譲り”の…」
武豊騎手「一度はコンプリートしておきたい」JRA全G1制覇の大偉業に向けて心中を告白!来年大阪杯のG1昇格前の「ラストチャンス」に勝負をかける!
武豊の「悪夢」が抽選突破!『JRA全G1制覇』が懸かる天才騎手が「最も警戒すべき」は怪物の娘ではなく「空気が読めない」あの男!?