GJ > 競馬ニュース > 【徹底考察】キタサンブラック  > 2ページ目
NEW

【徹底考察】有馬記念(G1)キタサンブラック「年度代表馬の称号獲得へ負けられない1戦!大団円への必須条件は、”公開枠順抽選会”にあり!?」

【この記事のキーワード】, ,

 そのせいか、キタサンブラックの単勝オッズは3.8倍。1番人気とはいえ圧倒的な支持を受けていたわけではなかった。同舞台の日本ダービーで生涯唯一の大敗を喫していた点も、評価を落とす要因だったと推測される。

 レースは序盤、好スタートを切ったキタサンブラックが楽にハナを奪い、マイペースの単騎逃げに持ち込む展開。リアルスティールは外枠から掛かり気味に先行し、ゴールドアクターは好位のインにピタッと収まってレースを進めた。

 宝塚記念でオーバーペースを生み出す要因となったワンアンドオンリーが番手の位置につけるも、当時ほど競りかけてはこず、前半1000mのラップは61.7と比較的ゆったりした流れ。そのままレースは淡々と進み、キタサンブラックが先頭を保ったままコーナーを回った。

 直線を向いた時点でも、鞍上・武豊騎手の手綱はまだ持ったまま。後ろのゴールドアクターやリアルスティールが先に苦しくなるなか、1頭だけ伸びて後続を突き放した。最後に中団の外めで脚を溜めたサウンズオブアースとシュヴァルグランが追い込むも、ゴールまで伸びを切らさず2馬身半のリードを保ってフィニッシュ。文字通りの”圧逃劇”であった。

 キタサンブラックのジャパンCのレースぶりについて、ネットやメディアでは2つの正反対の見解が出た。1つは「誰も競りかけない楽なレースだった」という否定的な見解、もう1つは「武豊の絶妙なペース配分が光った」という肯定的な見解だ。

 この2つの見解は、ある意味どちらも正しい。ゆったりしたペースで後続のプレッシャーなく運べれば有利なのは間違いなく、そういう意味では「楽なレースだった」と断言して差し支えないだろう。

 一方の、「武豊騎手の絶妙なペース配分が光った」という意見は、単にレースを見ただけではわかりづらい。キタサンブラックが刻んだラップを並べると、

13.3-11.3-12.6-12.3-12.2-12.5-12.7-12.3-11.9-11.2-11.4-12.1

【徹底考察】有馬記念(G1)キタサンブラック「年度代表馬の称号獲得へ負けられない1戦!大団円への必須条件は、”公開枠順抽選会”にあり!?」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛