有馬記念はマリアライトに不安要素あり!注目のサトノ&キタサンの仕上がりは?鈴木和幸の追い切り診断を公開!
鈴木和幸の第61回有馬記念最終追い切り診断
21日の栗東は濃いモヤに見舞われ、坂路の何頭かは時計、動きの確認ができたが、ウッドコース組はまったく時計が計測できず、動きもはっきり見ることはできなかった。したがって追い切り診断はとうてい不可能、注目馬の取材による感触だけを書かせていただくことにする。
[キタサンブラック]は、手綱をとった黒岩騎手によれば、「6Fで85秒くらいの予定、その通りのケイコができたと思います。ゴール前の手応えもよかったですよ」。内からグイッと頭くらい出たのが見えたから、何もかも予定通り、万全の仕上がりと見ていい。
[サトノダイヤモンド]は、「半マイルからの併せ馬、息の入りもよかったし、すこぶる順調にこれました」、と池江師。14日の1週前追い切りがウッド6F80秒7-37秒1-11秒7で古馬オープンのサトノラーゼンに2馬身先着だったから、これをみても師のいう順調さがわかる。いや、菊花賞以上のデキが望めるかも知れない。
[シュヴァルグラン]は先週の1週前追い切りがウッド7F96秒3-37秒8併せ馬のハードさ。これまではあまり調教では動かなかったが、これだけの時計が出ればいうことなし。けさは今週から戦列復帰の福永が手綱をとり、3歳馬と併せたという。ゴール寸前、グイッとクビほど出たところが見えたが、クビを低く下げた姿が好印象だった。この馬もまた前走以上が望めそうだ。
池江厩舎は[サトノノブレス][ミッキークイーン]を加えての3頭出し。この2頭も順調で、とくにミッキーは浜中が手綱を取り、ノーステッキで先着したとのこと。「前走を叩かれての上積みもありますよ」とつづけた浜中、何やら一発をにおわすかのようだった。サトノも後れはとったもののゴール寸前の動きは力強く、だいぶ太かった体も絞れたのではないか。
[ヤマカツエース]は、手綱をとった池添が、「メチャ反応がよかったですよ」と、にっこり、初めてとなる2500の距離だけが問題のようだ。
坂路の[デニムアンドルビー]は、馬なりで53秒9-38秒8-12秒、軽快な動きが目を引いた。久々を一度使われた効果だろう。かなり上向いている。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛