GJ > 競馬ニュース > 有馬記念の記憶  > 2ページ目
NEW

有馬記念、武豊と大観衆を打ち砕いたルメールの神騎乗 ~ハーツクライとディープインパクトの記憶~

【この記事のキーワード】, ,

 この時点でもファンはディープインパクトの勝利を疑うことはなかった。それほどまでにディープインパクトが持つ”豪脚”は他を圧倒してきたのだ。そしてハーツクライもそろそろ止まるだろうと… しかしハーツクライの脚は止まるどころかさらに加速していく。直線追い込んできたディープインパクトは今までのような”豪脚”を見せることができず、一度も馬体を並べることができないまま2着に敗退してしまった。

 この時の中山競馬場を何と表現したらいいのだろうか。競馬人気を考えればディープインパクトが圧勝し、誰もが納得する結末がもっとも喜ばしかったかもしれない。しかしこのレースにはそんな思惑を吹き飛ばす、ルメールという騎手の「矜恃」がそこにあったように思う。

 まさかの勝利だったかもしれない。しかしこのレースで覚醒したハーツクライは翌年、大仕事をやってのける。翌年陣営は国内ではなく新たな挑戦を海外に向けた。5歳になったハーツクライはまず3月のドバイシーマクラシックに遠征。ここでも有馬記念同様に先行し、2着に4馬身差の圧勝。春の天皇賞、宝塚記念には目もくれず次なる挑戦はヨーロッパ競馬を代表するキングジョージ6世&クイーンエリザベスダイヤモンドステークス。ここでは前年の凱旋門賞馬ハリケーンランらを相手に3着に好走し帰国、秋の目標をジャパンカップと有馬記念に定めた。

 その第26回ジャパンカップはディープインパクトとの再対決が話題となったが、レース前の調教中に喘鳴症(ノド鳴り)が発覚し、陣営はあえてその事実を公表。一般的に喘鳴症は公表の義務はないが、橋口調教師は馬券を買うファンのために公表を選択。レースでは影響がないと判断し出走したもののまさかの10着に大敗してしまう。その後有馬記念への出走を希望するオーナーサイドを橋口調教師が説得し、有馬記念に出走することなく引退が決定、種牡馬入りとなった。

有馬記念、武豊と大観衆を打ち砕いたルメールの神騎乗 ~ハーツクライとディープインパクトの記憶~のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
  2. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  3. 武豊騎手が「異常馬場」に怒り!? JRAの主張と食い違う騎手の主張「高速馬場=故障しやすい」は錯覚なのか
  4. JRA藤岡佑介「不可解」な脚質転換にファンの不満爆発!? 関屋記念(G3)グランデマーレ「最速上がり」繰り出すも5着……
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  7. 「前の馬が邪魔で」武豊の口から飛び出した恨み節……レジェンドを「終始ブロック」した相手と最後は共倒れ?
  8. 「天覧競馬」に沸いた天皇賞の興奮とルーツに迫る!過去ヘヴンリーロマンス、エイシンフラッシュ、イクイノックスが勝利【競馬クロニクル 第66回】
  9. 【関屋記念(G3)予想】1番人気「鉄板データ」でディヴィーナには逆らえない!? データで買える穴馬で好配当狙い
  10. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分