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有馬記念売り上げ449億、年間総売り上げ前年比103.4%。数字の上では好調維持も、楽観視してばかりもいられない…競馬人気復活は本当か?

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「まずまず悪くないけど思ったほどは…」というのが正直なところではないだろうか。

 近年にない盛り上がりを見せた今年の競馬界。有馬記念の売り上げは前年比107.8%の449億円を記録し、年間総売上も前年比103.4%の2兆6708億8026万1600円に上った。この数字には海外馬券の売り上げ約95億円は含まれていないため、実際にはもう少し「儲かった」と見たほうがいいだろう。

 有馬記念は金額にして昨年からプラス約33億円、年間総売り上げは平成最低を記録した2011年から5年連続増&2008年以来の高水準を示しており、数字と推移状況だけみれば確かにまずまずの結果だったと判断できる。

 だが、ちょっと冷静になって考えてほしい。思い返せば、今年は競馬界にとって「恵まれた」年だったはずである。年初からの出来事を振り返ると、アイドルジョッキー藤田菜七子騎手の登場、演歌界の大御所・北島三郎氏とその愛馬キタサンブラックの大活躍、海外馬券の国内発売スタートなど、一般メディアにも大きく掲載されるビッグニュースが定期的に報じられたのだ。詳しくは以前に記載した『有馬記念「地球上最高のイベント?」 今年の売上がJRA&競馬界に与える決定的なメルクマークとは……』をご覧になって頂きたい。

 これだけの追い風があったのは、近年でもまれなこと。つまり、日本競馬にとって今年ほど「新規参入客の流入」が期待できる年はなかったのだ。JRA側もそれを見越して、今年1年を通じていつも以上に各種メディアに広告を打ったはず。広告費がいかほどのものかは分からないが、そちらの出費も相当な額に上っているに違いない。

 その上でこの数字である。確かに悪くはない、悪くはないのだが、どうしても物足りなさを感じてしまう部分もある。

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