真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2021.04.27 11:00
JRA 天皇賞・春(G1)武豊アドマイヤグルーヴ挑戦も霞む「豪州史上最強牝馬」参戦に揺れた16年前の記憶。日本のステイヤーたちを震え上がらせた「魔界」からの使者とは
文=浅井宗次郎
5月2日に阪神競馬場で行われる天皇賞・春(G1)は、連覇中だった長距離王フィエールマンが引退したことで、今年は大混戦の様相を呈している。
そんな主役不在の状況に乗じて68年ぶりとなる牝馬制覇を狙うのが、前哨戦の日経賞(G2)を勝ったウインマリリン(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎)と、2着だったカレンブーケドール(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)だ。
1953年のレダ以降、67年連続で牡馬が勝利している天皇賞・春だが、今は「牝馬が強い時代」だ。
昨年は芝の古馬混合平地G1が10レース行われたが、実に9戦で牝馬が勝利。唯一、牡馬が勝ったのがこの天皇賞・春であり、牡馬勢からすれば、その威信を保つための最後の砦ともいえる。
ただ、昨年の天皇賞・春は条件馬のメロディーレーンの紅一点だった。今年は本馬に加え、上記したウインマリリン、カレンブーケドールは間違いなく上位人気に推される有力馬。牡馬にとっての最後の砦は、陥落の大きな危機を迎えていると言っていいだろう。
しかし実は、この天皇賞・春は16年前「今年以上の危機」に陥ったことがある。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
関連記事
JRA 天皇賞・春(G1)武豊ワールドプレミア騎乗ならずも復帰初週から期待馬続々!? キタサンブラックコンビ復活なら“砂のディープインパクト”彷彿も
JRA ナリタタイシン、ウイニングチケット、ビワハヤヒデ「BNW」は何故ファンに愛されたのか。天皇賞・春(G1)27年前の阪神開催は「3強対決」の最終章
JRA【天皇賞・春(G1)展望】コントレイル世代のディープボンドVSアリストテレスが一騎打ち! 27年ぶり阪神開催は大混戦★上位人気馬予想オッズ付き★
JRA 武豊「想像以上の回復」にワールドプレミア返して!? 天皇賞・春(G1)には「菊花賞4着馬」と新コンビ結成の可能性も
JRA 武豊ワールドプレミア降板!? 天皇賞・春(G1)復帰も「騎乗予定馬はゼロ」。2017年、最下位に沈んだ「エアスピネルの悪夢」再来も