
サトノダイヤモンド「春G1完全制覇」でサトノ軍団が春G1総なめ!? アーサーにアレス、そして海外にも……

昨年の有馬記念(G1)を勝利したサトノダイヤモンド(牡4 栗東・池江厩舎)が、今春のローテーションを国内専念とすることが分かった。
昨年菊花賞を制したことで現4歳世代の「最強馬」と目され、暮れのグランプリでキタサンブラックを倒した同馬。その実力はすでに国内レベルではなく「海外」を見据えてしかるべきものだけに、この決断は意外といえば意外である。
現状、サトノダイヤモンドがどのようなローテーションを組むのか具体的なところは決定していない。大阪杯、天皇賞、宝塚記念とビッグレースがあるが、そのすべてに出走するのか、前哨戦をはさむのかもまだ明確ではないのだ。
しかし、この選択によって、春の「サトノ軍団」が中央の主要G1を「総なめ」する可能性が浮上している。
仮にサトノダイヤモンドが「大阪杯→天皇賞→宝塚記念」のローテーションを組み、そのすべてに勝利する可能性も、有馬記念で発揮した強さを見る限り完全には否定できない。
さらに、春のクラシックでも朝日杯FSを制したサトノアレス(牡3 美浦・藤澤厩舎)が皐月賞を目指すことはほぼ確実だろう。マイル適性が高いので、その後はNHKマイルCという方向性も十分に考えられる。
サトノアレスが仮にマイル路線にこだわり日本ダービーに出走しなくとも、今年の「サトノ軍団」には「第2の矢」がある。デビュー2連勝中のサトノアーサー(牡3 栗東・池江厩舎)だ。
デビュー戦は同着勝利も、2戦目のシクラメン賞では中団待機から直線軽く仕掛けただけであっという間にライバルを置き去りにし、上がり32.7で3馬身半差勝利。あまりにも圧倒的なパフォーマンスにより、現時点の同世代では抜きん出ているという声すらもすでにあるほどだ。昨年サトノダイヤモンドが獲得できなかった日本ダービー勝利も十分予感させる大器である。マイル路線にも強豪サトノアラジン(牡6 栗東・池江厩舎)がスタンバイだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
成績低下のM.デムーロ、三浦皇成に「不穏」な噂…腕だけなく馬質も重要な騎手業、彼らが不満を隠せなかった「決定的な理由」とは
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 天才・武豊と帝王・岡部幸雄の意地がぶつかり合った「天と地」の決戦。天皇賞・春(G1)に25年の時を経て再び訪れた「世紀の対決」
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- サトノアラジンに「鬱」疑惑!? 香港マイル(G1)に挑む日本マイル王の電撃引退の「裏事情」とは
関連記事
「さらば、愛しの有馬記念」レーティング基準クリアでホープフルSの「G1昇格」に待ったなし。数多くの「疑問」も今月中にも承認か
偉大なるサトノダイヤモンドに匹敵!? 今年のクラシックは、サトノはサトノでもアレスではなく「アーサー王」が支配する!? ~2017年春・牡馬クラシック展望~
キタサンブラックVSサトノダイヤモンド中心もライバル勢も虎視眈々!大阪杯G1昇格で俄然盛り上がる「古馬王道路線」~2017年春ローテーション考察その1~
里見治オーナー「『サトノの呪い』などどこ吹く風!リベンジから『制圧』へ反逆の2017年が始まる」 ~2017年の競馬キーマン Vol.1~
有馬記念の勝敗を決した「影の主役」とは。日本競馬に馴染みのない文化「組織力」に潰されたキタサンブラックにファンからは賛否両論