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キングカメハメハ「産駒1500勝」の軌跡。数字だけではないその「強さ」

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0118kinkame.jpgキングカメハメハ(JBISサーチ公式サイトより)

 15日の中山7R4歳上500万下をハイブリッドダンスが制した。同馬が勝利したことで、キングカメハメハの産駒がJRA通算1500勝を達成したことになる。

 これまで産駒が1500勝を達成したのは、サンデーサイレンス(2749勝)、ノーザンテースト(1757勝)、ブライアンズタイム(1705勝)、フジキセキ(1517勝)の4頭しかおらず、キングカメハメハで5頭目となる。

 03年にデビューしたキングカメハメハは勝利を積み重ね、4歳時にはNHKマイルCを当時のレースレコードで、東京優駿は当時のコースレコードで連勝。圧倒的なスピードを見せつけた。その後の活躍も期待されていたものの、右前浅屈腱炎を発症。引退し、種牡馬入りしていた。

 惜しまれつつ引退したキングカメハメハは当初から種牡馬としても期待が大きかった。初産駒の世代が登場した「セレクトセール2006」では、2日目にエリザベス女王杯を制したトゥザヴィクトリーの間に生まれた牝馬・「トゥザヴィクトリーの2006」(後の競走馬名ディナシー)が登場し、6億円で競り落とされている。

 ディナシーは未出走で引退したものの、初年度産駒がデビューした08年は、JRA2歳総合と新種牡馬チャンピオンのダブルタイトルを獲得。見事に期待の高さに応えてみせた。その後も次々と産駒が誕生し、活躍。10年と11年には産駒リーディングを連覇した。

 この記録の陰にはキングカメハメハの産駒が多いことも一因としてあげられるだろう。同馬の父馬はキングマンボであり、非サンデーサイレンス系だ。そのため、サンデーサイレンス系の牝馬と配合できる強みがある。このメリットを活かしてキングカメハは種牡馬生活3年目目以降、常に300頭以上の産駒をレースに送り出している。

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