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ターフを賑わせた「名牝」を悔やむ声止まず……「テンポイントの悲劇」から約40年の時を経ても変わらぬ思い。国内最大級の「掲示板サイト」が持つ意味とは

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 井内氏のAJCCの本命が、まさにシングウィズジョイだったそうだ。調教に精通した井内氏が本命に推すということは、彼女のコンディションは万全だったということなのだろう。それだけに本当に悔やまれる事故だが、管理する友道康夫調教師との関係も深い井内氏だけに、公衆の前で言葉に詰まったという。

 その上で井内氏は「これからも同じような場面に遭遇することはあると思いますが、そういった場面に関する言い訳をするよりも、それ以上に競馬って面白いという魅力をしっかりと伝えていけるように頑張ろうと思います」と綴っている。

 まさにそれが、大なり小なり競馬に携わる者の正しい姿勢なのだろう。

 その『netkeiba.com』内のシングウィズジョイの掲示板には、死後1週間が経とうとしている今なお、多くのファンがまるで葬儀の参列者のように訪れ、思い思いの”お悔やみの言葉”を書き残している。

 かつて1978年の日本経済新春杯(現・日経新春杯)の骨折が原因で命を落としたテンポイントの時には、生前ファンから管理する小川佐助厩舎に「頑張れ」という横断幕やニンジン、約5万羽の千羽鶴が送られたという。

 実はあの時も今回と同じ1月22日。雪の気配が漂う厳寒期だった。

 競走馬として社会現象になったテンポイントとシングウィズジョイとの騒動の差を比較することはできないかもしれない。だが、それでもファンに愛された一頭の競走馬が命を落としたという点では何も変わらない。そこには上も、下もないはずだ。

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