GJ > 競馬ニュース > メジャーエンブレム引退
NEW

メジャーエンブレム引退……世代屈指の素質馬も故障には勝てず、枯渇する古馬牝馬路線

【この記事のキーワード】, ,
meja-enburem01.jpg

 昨年のNHKマイルCを制したメジャーエンブレム(牝4 美浦・田村厩舎)が引退することが、4日分かった。同馬を所有するサンデーサラブレッドクラブ公式サイトが発表した。

 昨春のNHKマイルCでG1競走2勝目を飾ったものの、その後左後肢にアクシデントが起こり、休養を発表。その後は復帰に向け調整が進められたが、その後左前肢の蹄にもダメージを受けるなど、トラブルが相次いだ末の引退である。

 サンデーサラブレッドクラブによれば同馬引退は「競走能力喪失」が原因ということだ。直接の原因が定かでない中でそう診断されたようだが、すでに競走馬としての肉体的、精神的能力が失われたという判断なのかもしれない。

 メジャーエンブレムは2歳時に阪神JFを制し2歳女王として大きな期待を抱かれていた。3歳春にはシンハライト、ジュエラーとともに「牝馬3強」を形成し空前のハイレベル戦を期待されていたが、後にシンハライトが故障引退、メジャーエンブレムも今回引退となり、残ったのは骨折から復帰したジュエラーのみとなってしまった。「3強」に関してはもう影も形もない。

 古馬牝馬ではすでに女王格であるマリアライトが引退し、ショウナンパンドラやストレイトガールもターフを去っている。残るはミッキークイーンやヌーヴォレコルト、クイーンズリングあたりだが、ここに新4歳牝馬の強豪の大半が入ってこないのは非常に残念だ。ジュエラーの奮起、秋華賞馬ヴィブロスの活躍に期待したいところである。

メジャーエンブレム引退……世代屈指の素質馬も故障には勝てず、枯渇する古馬牝馬路線のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
  2. 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
  3. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  4. JRA有馬記念(G1)「伝説の逃走劇」はキタサンブラックでも、ダイワスカーレットでもなく、あの馬!? 前走4馬身圧勝から狙うレジェンドの再現
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  9. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  10. 武豊が「告白」宝塚記念(G1)キタサンブラック大敗劇で「最大の敗因」とされるサトノクラウンの”荒技”の影響……凱旋門賞消滅への思いと「雪辱の秋」へ<2>