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JRA藤田菜七子「2匹目のドジョウ」千直イン強襲も最下位……立役者バカラクイーン登場も、まさかの“とばっちり”を受けたアノ騎手とは

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JRA藤田菜七子「2匹目のドジョウ」千直イン強襲も最下位……立役者バカラクイーン登場も、まさかのとばっちりを受けたアノ騎手とはの画像2

 今回、アイビスSDから中1週のレースとなった藤田騎手とセピアノーツだったが、実は同じように中1週で千直を狙ったのが、3着激走で注目を集めたバカラクイーンだった。

 その鞍上が菅原明騎手ではなく、三浦騎手だったのである。

 ちなみにバカラクイーンが入ったのは内目の3枠6番。そうなれば、大方のファンが期待するのはアイビスSD同様のイン強襲だろう。人気は前走の14番人気から、6番人気まで上昇していた。

 しかし、三浦騎手が選択したのはセオリー通りの外。ただ、3枠6番からではやはり満足なポジションが取れず、13着に大敗した。レース後、一部のファンから「菅原明騎手なら……」という声が挙がったのは述べるまでもないだろう。

「スタートはよかったんですが、それ以上のダッシュを見せたスイーツマジックに進路をカットされたのが痛かったですね。一瞬、外に行くのが遅れたせいで満足なポジションを取ることができず、中途半端な競馬になってしまいました。

もちろんアイビスSD同様、内に行く選択肢もあったと思いますが、さきほど話した通り、あれは開幕週だからこその作戦。難しい結果になっていたことは、藤田騎手たちの玉砕を見ても明らかでしょう。

ただ、それでも前走のアイビスSDは言わば、千直のスペシャリストたちの頂上決戦。そこで3着に激走した馬が、2つ下のクラスの自己条件に戻って惨敗では、三浦騎手の心証が悪くなってしまうことは仕方ないかもしれません」(同)

 ちなみにバカラクイーンとのコンビ継続が期待された菅原明騎手は、3番人気のサクセスハーモニーに騎乗。17番という絶好枠だったが、ハナ差の4着と一歩及ばなかった。わずか1分足らずで決着する千直レースだが、そこにもジョッキーたちの様々な思惑があるのかもしれない。

(文=銀シャリ松岡)

<著者プロフィール>
 天下一品と唐揚げ好きのこってりアラフォー世代。ジェニュインの皐月賞を見てから競馬にのめり込むという、ごく少数からの共感しか得られない地味な経歴を持つ。福山雅治と誕生日が同じというネタで、合コンで滑ったこと多数。良い物は良い、ダメなものはダメと切り込むGJに共感。好きな騎手は当然、松岡正海。

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