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JRA 川田将雅ラヴズオンリーユーは「消し」! 札幌記念(G2)異例のAコース使用で浮上する激熱「◎」とは

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JRA 川田将雅ラヴズオンリーユーは「消し」! 札幌記念(G2)での勝負気配は「段違い」!? Aコース使用で浮上する「◎」とはの画像1

 22日、サマー2000シリーズ第4戦・札幌記念(G2)が行われる。

 昨年は1番人気のラッキーライラックが2番手から粘り込みを図るところ、ノームコアが外から差し切って優勝。2着にも大外を追い込んだペルシアンナイトが入線した。

 一昨年はブラストワンピースが馬群を縫って内からの差し切り。3年前は、上位4頭までが差し・追込馬で決まっている。

 過去10年のデータ的にもやはり差し有利で、意外にも逃げ・先行馬は不振。追い込み馬ですら逃げ・先行馬の複勝回収率を上回っており、後方待機組の期待値が高いレースといえるだろう。

■札幌記念(過去10年)の脚質傾向(着度数、複勝率、複勝回収率)
平地・逃げ【1- 0- 0- 9/ 10】 10.0% 32%
平地・先行【2- 3- 3- 27/ 35】 22.9% 38%
平地・差し【5- 3- 4- 32/ 44】 27.3% 90%
平地・追込【0- 2- 2- 32/ 36】 11.1% 41%
平地・捲り【1- 1- 0- 0/ 2】 100.0% 125%
※函館開催の2013年を除く

「意外」と書いたのは札幌競馬場の直線距離が短いからで、4コーナーからゴール板までの距離は266.1m。全場のなかで最も短い函館の262.1m(A、Bコース)と比べても4mの差しかないのである。

 芝コースの1周距離は1640.9m(Aコース)とローカル場のなかでは標準以上の大きさを誇るが、コーナー部分の距離が長く円形に近い競馬場なのだ。

 コーナー部分が多いだけに馬群の外々を回れば距離ロスは大きく、それを象徴するかのように近年の札幌記念は内枠の回収率が高いのも大きな特徴といえるだろう。

■札幌記念 (過去10年)の枠番傾向(着度数、複勝率、複勝回収率)
1枠【4- 0- 1- 6/11】45.5% 110%
2枠【0- 3- 0- 9/12】25.0% 130%
3枠【0- 3- 3- 9/15】40.0% 115%
4枠【1- 1- 0-15/17】11.8% 19%
5枠【1- 0- 1-16/18】11.1% 13%
6枠【1- 1- 3-13/18】27.8% 83%
7枠【1- 0- 0-17/18】 5.6% 17%
8枠【1- 1- 1-15/18】16.7% 27%
※函館開催の2013年を除く

 ただ、ここで考えたいのが「コース区分」。例年は開催の進んだCコースを使用する札幌記念だが、今年はオリンピックなどによる変則的な開催日程でAコースを使用することに注意が必要だ。

 上記、札幌記念と同じく2013年以外の過去10年で逃げ馬を集計したところ、Aコースは複勝率「41.0%」と前が残りやすい傾向。コースが内側なほど、馬券圏内に残る可能性は高まっている。

■過去10年のコース区分別逃げ馬傾向(着度数、複勝率、複勝回収率)
Aコース【82- 60- 42-265/449】41.0% 114%
Bコース【 4- 4- 2- 17/ 27】37.0% 65%
Cコース【61- 36- 36-242/375】35.5% 137%

 札幌の芝2000m戦は先週の結果を見ても3鞍全てで4コーナー先頭の馬が連対しており、今年は前残りの決着に期待したい。

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