
JRA戸崎圭太の逆襲!? 紫苑S(G3)&京成杯AH(G3)で大物馬主と強力タッグを再結成!
JRAは今週から中山と中京で秋競馬がスタートする。
その開幕週には、秋華賞トライアルの紫苑S(G3)、 サマースプリントシリーズの最終戦のセントウルS(G2)、秋の名物ハンデ重賞である京成杯AH(G3)と3つの重賞レースが行われる。
いずれも秋のG1戦線に向けて目が離せない注目のレースだが、その中で捲土重来が期待できるベテランジョッキーがいる。関東の戸崎圭太騎手だ。
かつてはC.ルメール騎手をおさえて年間リーディングにも輝き、最も多くの勝ち星を得ていたジョッキーであるが、いまやルメールや川田将雅、福永祐一、さらに若手の横山武史や吉田隼人といった勢いのあるジョッキーに押され、その影は年々薄くなりつつある。今週行われる重賞では紫苑Sと京成杯AHに騎乗するが、そこに意外な事実が判明した。
紫苑Sではクリーンスイープに騎乗するが、実は戸崎騎手が同馬の馬主であるシルクレーシングの馬にJRAの重賞で騎乗するのは、意外にも今年初めて。さらにいえば、昨年の紫苑S以来でもある。
戸崎騎手といえばシルクレーシングの馬で数多くの重賞を勝利している。
特にインパクトがあるのは、2018年1月6日から7日・8日と3日連続で重賞勝利という離れ業を、シルクレーシングの馬(セダブリランテス・プリモシーン・アーモンドアイ)に騎乗してやってのけたことだろう。
しかし、そんな絆も年々薄まり、今年の騎乗はわずか10回と横山武史騎手の4分の1以下。さらに津村明秀騎手の16回にも及ばず、シルクレーシングでの扱いは中堅以下となっている。昨年の紫苑Sでは、シルクレーシングの期待馬1番人気スカイグルーヴに騎乗して9着と結果が出なかったこともあり、今回の騎乗は1年越しのリベンジともいえるだろう。
今回騎乗するクリーンスイープは、母スイープトウショウ、父ドゥラメンテという血統。この血統を見て感慨深いファンも少なくないはず。母は昨年12月に死亡し、父も今年8月に死亡と両親を瞬く間になくしているからだ。
母スイープトウショウが制した秋華賞(G1)に駒を進めるためにも、この秋華賞トライアルは是が非でも3着以内に入り権利を取得したいところ。その重責を託されたのが、戸崎騎手なのである。戸崎騎手は過去5年で紫苑Sを2勝しており、このレースを得意としているのは間違いない。
ここで結果を出し勝利することができれば、戸崎騎手にとって大きな一歩となるはず。ぜひとも渾身の騎乗を見せてもらいたい。
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