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2021.09.13 20:00

JRA 14年目「苦労人」騎手に忍び寄る福永祐一の “強奪”予告!? コントレイルに挑んだ素質馬で優先されるのは非情采配か人情ドラマか
文=寺沢アリマ
そして、伊藤騎手は林厩舎が開業した18年に早速オーナーとの約束を果たす。7月の福島競馬場の新馬戦で、保坂オーナーの所有馬イチゴミルフィーユに騎乗して勝利へと導いた。
さらに、ロバートソンキーもまた、目を掛けてもらっている同オーナーの所有馬でもある。
「イチゴミルフィーユのおかげで、ロバートソンキーへの声もかけてもらえたんだと思います」
本人が語るように人と人の“縁”が巡り巡って実現したのが、伊藤騎手とロバートソンキーのコンビだ。
1勝クラスを2着に敗れて挑んだ昨年の神戸新聞杯(G2)では、14番人気という低評価を覆し、後の無敗三冠馬コントレイルの3着に入る激走も見せた。今後の活躍が期待されるロバートソンキーは、伊藤騎手にとってモチベーションを左右するほどの存在といえる。
そんなお手馬に対し、普段は騎乗馬について褒めることが少ない福永騎手のコメントは、乗り替わりという恐怖が忍び寄っているようにも感じられたのではないか。将来有望と評したことは、次走以降も騎乗したいという「脈アリ」のサインのようにも受け取れるが……。
次走、ロバートソンキーで優先されるのは、勝利至上のトップ騎手か、それとも人と人を結んだ人情ドラマだろうか。
(文=寺沢アリマ)
<著者プロフィール>
大手スポーツ新聞社勤務を経て、編集部所属のライターへ。サラ系・ばん馬のどちらも嗜む二刀流で「競馬界の大谷翔平」を目指すも収支はマイナス。好きな競走馬はホクショウマサル。目指すは馬券的中31連勝だが、自己ベストは6連勝と道は険しい…。
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