真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.02.10 09:30
競馬のバイブルここにあり!鈴木和幸氏が競馬記者歴45年の知識を開放する。鈴木和幸の競馬解説~調教編その2~
編集部
■調教メニュー
調教には人が引いて歩く引き運動、乗って運動させる乗り運動など、さまざまなメニューがある。乗り運動は馬の状態によっていろいろな速さで行われる。追い切りはその乗り運動を速くしたもの。
■調教駆け
”稽古駆けする”ともいい、調教でいい動きを見せて速いタイムで走ること。併せ馬をすれば先着し、単走でも好時計が出るような状態。ただし、”その能力を常にレースで発揮できるとは限らない”。そのため、前走時の調教タイムと着順のチェックが必要になる。これとは反対に調教では走らないタイプを調教駆けしないといい、調教ではさえないのにレースで一変する馬もいる。
■力マれる
併せ馬で併せた相手に遅れること。実績馬が格下馬に遅れると格下にカマれたなどという。調教駆けしないタイプなら、格下馬にカマれたとしても特に問題はない。
◎調教効果を高めるグッズ
■汗取り
鞍の下に毛布をかけて追い切ったり運動させたりすること。太めの馬の発汗をうながし、”馬体を絞る意図”がある。こうした調教を行った馬は当日の馬体重に注意が必要だ。
■引き返し
引き返しとは、”走るときに頭が高くなる馬のフォームを矯正するため”の道具。手綱から胸の前を通って腹帯につなぐ革ヒモのこと。首の動きを制限して、走行中に頭が高くなるのを防ぐ。レースでの装着は認められない。
■ウォーキングマシン
名前の通り、馬を歩かせる装置。屋根つきのものもある。若駒の育成中や休養場の運動にも用いられる。馬の温泉として知られる競走馬総合研究所常磐支所(福島県いわき市)には、直径2.5m、水深40cmの円形プールを歩かせるウオーターウォーキングマシンがある。
PICK UP
Ranking
11:30更新- 【日本ダービー】「過去20年連対ゼロ」の苦戦でも今年はG1級!? C.ルメールも認めた実力馬がジャスティンミラノ打倒に虎視眈々
- ドゥラメンテ「最後の大物」出現なるか。わずか4世代から三冠牝馬リバティアイランドやG1・3勝タイトルホルダー「伝説」の最終世代をピックアップ
- 「プチ炎上」斎藤新の裏で踏んだり蹴ったりの苦労…三浦皇成を襲ったすれ違いの春、「C.ルメールの復帰」も関東のベテランにダメージ直撃か
- 武豊「クラシック好走」の実力牝馬と新コンビ結成! 最多勝利新人騎手にも輝いた「かつてのホープ」が2度目の降板に
- 福永祐一厩舎「初G1」はこの大物!? リバティアイランド、フォーエバーヤングの妹…来年のクラシックもキズナ産駒は大注目!
- 【オークス(G1)展望】桜花賞馬ステレンボッシュの二冠阻止は「不完全燃焼」武豊か、「計画通り」川田将雅か。混戦の牝馬クラシック第2章が開幕!
- 関東名門がアーモンドアイ初仔と目指す「最後」の日本ダービー! 今夏C.ルメールとデビュー予定、3年前の「超大物」が逃した舞台へ
- G2降格ひとまず回避も「微妙な立ち位置」に変わりなし?キングカメハメハ、ディープスカイがダービー馬も…「役割を終えた感」を拭えないNHKマイルC
- 開業2ヶ月の福永祐一厩舎に早くも絶賛の嵐! 大スランプのダノンスコーピオンが復活した“マジック”の裏側
- T.オシェア「存在感なし」のまま馬質急降下…。レガレイラ、シックスペンスらの代打浮上もG1騎乗予定なし。UAEのレジェンドが大きく躓いた「あの一鞍」とは