(気は早いけど)ディーマジェスティに凱旋門賞勝ってほしい声続出! 実績十分な「陣営」と「社台グループへの反感」?
「競馬と景色の写真集」より先日の皐月賞(G1)を8番人気ながら大外一気の末脚で差し切り、2着マカヒキに1・1/4馬身をつけて完勝したディーマジェスティ。今や3歳イチの出世レースである共同通信杯を勝利して臨んだ馬だけにその強さは理解していたものの、「史上最強」といわれるメンバーをまとめてなで斬りにした末脚に感嘆したファンは多かったことだろう。
次にディーマジェスティが向かうのは当然ながら日本ダービー(G1)だが、早くも「2冠か」「いやいやそんなに甘くない」とファンの間では同馬が2冠馬となる可能性について議論されている。皐月賞の衝撃の末脚、まだまだ未知数の3歳馬ということを考えれば、賛否両論が出るのも納得であるが……。
そんな中、ファンの「気の早さ」をさらに象徴するような話題がある。まだ皐月賞を勝利した段階ながら「秋の凱旋門賞で勝てるのか」「日本初の凱旋門賞馬はこいつだ!」という声が出ているのだ。フランスの世界最高峰レースにして日本競馬「最大の壁」凱旋門賞(G1)出走を期待する声が非常に多いのが現状だ。
ファンが急いで騒ぐのには明確な理由がある。ディーマジェスティを管理するのは二ノ宮敬宇厩舎、鞍上はご存知東の名手・蛯名正義騎手だが、このコンビは全能の名馬エルコンドルパサー、そして2010年の宝塚記念馬ナカヤマフェスタで2度凱旋門賞に挑戦し、ともに2着と世界の頂点に後一歩まで迫った実績がある「名コンビ」。ディーマジェスティが二ノ宮調教師にとって初のクラシック制覇ということもあり、さらに期待度が高まっている部分もあるだろう。
日本馬の凱旋門賞挑戦はもはや最近の「トレンド」だ。昨年出走した馬はいなかったものの、一昨年はゴールドシップにハープスター、ジャスタウェイが出走し、その前はオルフェーヴルとキズナも挑戦。しかし、ことごとく欧州の厚い壁に跳ね返されている。日本馬の悲願はなかなか達成されないまま年月が過ぎているのは多くの人が知るところだ。
それなら「ディーマジェスティでも凱旋門賞は厳しいのでは」という声も聞こえてくるが「二ノ宮厩舎なら」と希望を抱く人は非常に多い。前述した凱旋門賞挑戦馬はすべて欧州へ「短期遠征」、つまり凱旋門賞のため”だけ”に遠征をした馬ばかり。しかし、二ノ宮厩舎は過去、エルコンドルパサーで凱旋門賞に挑む際、4歳(当時表記5歳)春から秋までの「長期フランス遠征」を敢行し4戦を消化。フランスG1であるサンクルー大賞とフォワ賞(G2)を勝利し、本番でも2着に入ってみせた。ディーマジェスティが何歳で挑戦するのか、長期遠征をするのかはまだ明らかではないが、ナカヤマフェスタでも頂点に迫った事実からも、エルコンドルパサーで得た「経験」は相当なアドバンテージとなっているに違いない。
これだけでも期待は当然高まるというもの。ただ、ファンの間でディーマジェスティの凱旋門賞制覇を望む声が多い理由は、「非社台系列」という点が大きいという声もある。
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