JRA「残念」菊花賞でオークス3着馬を下す、意地のワンツーゴール! マンハッタンカフェ、ゴールドシップの血縁が抽選漏れの鬱憤晴らす

23日、阪神競馬場で行われた兵庫特別(2勝クラス)は、3番人気のテーオーロイヤル(牡3歳、栗東・岡田稲男厩舎)が勝利。同じ3歳牡馬マカオンドールの追撃を振り切って、嬉しい3勝目を飾った。
「勝ちたかったレースを勝ち切れたので良かったです」
レース後、鞍上の菱田裕二騎手がそう話した通り、まさに鬱憤を晴らす勝利だった。
デビューから前走まで、ずっと中団から後方の競馬を試みてきたテーオーロイヤルだが、この日は「向かい風がきつかったし、今日は後ろからだと厳しいと思っていた」と、まさかの積極策。スタートを決めると、菱田騎手が促してあっさりハナに立つとペースの主導権を握った。
「菱田騎手の見事なレースでしたね、最初の1000m通過が64.1秒の超スローペースというところで勝負ありといったところでしょうか。後続集団を上手くコントロールしていましたし、早めに動くロングスパート合戦に持ち込んだこともよかったと思います。
それにしても、テーオーロイヤルにあんな引き出しがあったとは。デビューした頃はスタートが上手くなかったこともあって後方からのイメージでしたが、状況に応じてこういった競馬ができるのであれば、今後ますます楽しみになると思います」(競馬記者)
また、この兵庫特別の1着テーオーロイヤル、2着マカオンドール、3着ハギノピリナは、いずれも明日の菊花賞(G1)に登録しながらも、1/5の抽選に漏れてしまった馬たち。この日のレースは、G1に出走することができなかった悔しさをぶつけたレースだった。
「2着だったマカオンドールは、このクラスで連続2着と足踏みが続く結果となりましたが、この日も見せ場たっぷりでしたし、昇級は時間の問題でしょう。3着のハギノピリナがオークス(G1)3着馬だけに先着できたことに価値があると思います。
いずれにせよ、勝ったテーオーロイヤルの母父がマンハッタンカフェ、2着マカオンドールの父がゴールドシップといずれも菊花賞馬。この好走を見せられると、やはり『菊花賞で見たかった』という思いが強くなりますね」
昨年は秋華賞(G1)の抽選に漏れたレイパパレが、その悔しさを跳ね返して今年の大阪杯(G1)でG1馬に上り詰めた。挫折を味わったテーオーロイヤル、マカオンドール、ハギノピリナの逆襲にも期待したい。
(文=大村克之)
<著者プロフィール>
稀代の逃亡者サイレンススズカに感銘を受け、競馬の世界にのめり込む。武豊騎手の逃げ馬がいれば、人気度外視で馬券購入。好きな馬は当然キタサンブラック、エイシンヒカリ、渋いところでトウケイヘイロー。週末36レース参加の皆勤賞を続けてきたが、最近は「ウマ娘」に入れ込んで失速気味の編集部所属ライター。
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