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大阪杯の覇者アンビシャスが今年も中山記念(G2)から始動!王者ドゥラメンテに迫り強烈なインパクトを残した昨年とは異なる「環境」と「事情」

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 昨年の中山記念(G2)で最も大きなインパクトを残したのは、復帰戦を飾り2冠馬の貫録を見せつけたドゥラメンテよりも、そこにクビ差まで迫ったアンビシャス(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)だったのではないだろうか。

 すでにラジオNIKKEI賞(G3)勝ちがあり、前年の天皇賞・秋(G1)でも4番人気5着と決してトップクラスでなかったというわけではないが、それでも「アンビシャスって、こんなに強かったのか」と、決して小さくはない衝撃を覚えた記憶がある。

 そして、「今年はどこかでこの馬がG1を勝つかも」と印象付けられた記憶も。

 そんなアンビシャスが、1年の時を経て中山記念に帰ってきた。昨年の強烈なインパクトに加え、相性の良いC.ルメール騎手を確保できたことで、G1馬4頭を含む豪華メンバーを押し退けての1番人気もあり得る状況。そういった意味では、確かな成長を経て戻ってきたといえる。

 しかし、その一方で斤量57㎏は、この馬にとって「屈辱」といえるだろう。昨年、同じ55㎏で出走していたリアルスティールが、G1馬の証となる58㎏で堂々の凱旋を果たしているのだから。

 ただ、あえて”プライド”を棚の上に上げるのであれば、当然この1kg差はアドバンテージとなる。歴史を振り返ってもリピーターの多いレースだけに「昨年の最上位馬」という肩書も大きくモノを言いそうだ。

 だが、アンビシャスにとって昨年とは異なる点がある。それは来たるG1出走に向け、賞金を加算する必要がないことだ。

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