GJ > 競馬ニュース > 「安馬の美学」  > 3ページ目
NEW

250万円→1億5500万円の馬に勝つ下克上! モーリス、オペラオーなど低評価を覆して活躍した「安馬の美学」

【この記事のキーワード】, ,

テイエムプリキュア

・2003年北海道オータムセール(250万円)

 2003年北海道オータムセールにて最低落札価格だったにも関わらず、デビューから3連勝で阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)を勝ち、古馬になっても日経新春杯(G2)1着、エリザベス女王杯(G1)2着に好走するなど活躍。競りでの評価を覆す2億円を超える賞金を稼ぎ出した。

テイエムオペラオー

・1997年北海道10月市場(1000万円)

 1000万円は安馬とは言い難いが、落札賞金の183倍の賞金を稼いだ実績を讃えて紹介したい。同馬は2000年にG1レース5勝を含む8戦8勝の大記録を達成するなど最強馬として君臨。生涯獲得賞金18億3518万円という記録を打ち立てた。この18億はジェンティルドンナ、オルフェーヴル、ディープインパクトなどを上回る世界レコード記録でありいまだ破られていない。

バランスオブゲーム

・1999年セレクトセール(870万円)

 サトノダイヤモンドやサトノアーサーなど2億円を超える馬がいるセレクトセール出身馬だが、中にはバランスオブゲームのように870万円で落札されて6億円以上稼いだ馬もいる。同馬は中山記念連覇など重賞7勝と活躍した。ちなみにこのセールで落札された173頭中145番目の評価額で、セール最高額1億8000万円だったピタゴラスは1戦0勝のまま引退している。

 派手な高額馬が活躍するのもいいが、やはり低評価だった馬がその評価を覆して活躍するのは安馬の美学であり競馬の美学でもある。今回紹介した10頭以外にもまだまだ多くの馬がいるし、また海外では日本のスプリンターズステークスを勝ったテイクオーバーターゲットが日本円で約11万円が購入されたなどのサクセスストーリーも多い。こういった下克上もまた競馬の魅力の一つであり、今年はどんなドラマが待っているのか。ブレスジャーニーに続くニュースターの登場に期待したい。

250万円→1億5500万円の馬に勝つ下克上! モーリス、オペラオーなど低評価を覆して活躍した「安馬の美学」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 【日本ダービー】武豊「何とか間に合いました」キタサンブラック弟と挑む最多7勝目…乗り替わりでも不気味なエコロヴァルツの底力
  2. 【NHKマイルC】C.ルメール「一鞍入魂」アスコリピチェーノと必勝態勢!オークス、日本ダービーも騎乗馬決定か…シックスペンスとはコンビ解消
  3. 【NHKマイルC】“アスコリピチェーノVSジャンタルマンタル”仁義なき社台グループの頂上決戦に決着をつける不気味な伏兵!
  4. 【宝塚記念】今年のグランプリは「超ハイレベル」の一戦?リバティアイランド、ドウデュースら「最強メンバー」が激突も
  5. 「うまく力を出せた」2年目女性騎手が2ヶ月ぶり白星! 「負担重量の注意義務」を怠り戒告処分も…翌日1Rで名誉挽回の好騎乗
  6. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 帝王賞でウィルソンテソーロ降板も決定済み…気になる「鞍上交代」はやっぱりアノ人?
  7. 【日本ダービー】「芝未勝利馬」の参戦視野に懐疑的な声? 無傷の4連勝でダービー挑戦も「シンガリ」に敗れたサクセスブロッケンの記憶
  8. 藤田菜七子「日本ダービー騎乗」は幻に!? 武豊シュガークン×エコロヴァルツ「究極の二者択一」ダービー鞍上問題はスピード決着
  9. 【天皇賞・春】「横山典弘マジック」に翻弄された敗戦の弁?大敗でも爪痕残した名手の存在感…テーオーロイヤル、ディープボンドの好走にヒント
  10. 「信じた俺がアホ」天皇賞・春(G1)大本命テーオーロイヤル優勝も「自信の1点勝負」は空振り…藤田伸二氏が前夜に感じ取っていたドゥレッツァの危険な前兆