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JRA またまた続いた「不名誉」な記録! 11連敗、14連敗から94連敗まで……、トンネルから抜け出せない面々の厳しい現状

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 慌ただしかった年始の競馬も先週末で終了。今週からは2月の開催に突入する。春の大一番に向けて、大物の始動やニューヒーロー誕生も気になるシーズンでもある。

 その一方で、競馬界でちょっとした注目を集めているのは、11連敗、14連敗、94連敗という残念過ぎる連敗記録なのだが、これらの数字が何を意味しているのかを振り返ってみたい。

 まずは11連敗について説明すると、これは今年に入って開催された重賞レースにおける1番人気馬の成績だ。東西金杯から始まり、先週末の根岸S(G3)まで11レースが終了したものの、1番人気馬が未だに勝利を挙げられないでいる。

 過去30年まで遡っても、1月中に1番人気馬が未勝利のケースはなかった。シルクロードS(G3)を制したメイケイエールに連敗ストップの期待も集まったが、最終的に2番人気となったため、連敗が続く格好となった。

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C.ルメール騎手

 次は14連敗についてだが、これは競馬ファンの間でも話題になりつつあるC.ルメール騎手の重賞レースにおける成績だ。トップクラスの馬質を誇る名手だけに、騎乗馬はほぼ上位人気。期待の大きな馬で連敗が続くと、ファンからの風当たりも強くなって当然といえるだろう。

 昨年12月のチャレンジ(G3)をソーヴァリアントで制して以来、チグハグな騎乗もあってか勝利から見放されている。有馬記念(G1)のクロノジェネシスで3着に入った以外は、馬券対象となる3着以内すらない。14連敗すべてで人気より着順が下回っていることも深刻だ。

 最後は94連敗だが、これは『netkeiba.com』のコラムでも採り上げられた岩田望来騎手の重賞成績。昨年の夏頃には、「同期が重賞を勝っていますが、焦りはないですね」といったコメントを『スポーツニッポン』が報じていた。

 しかし、自身が1勝も挙げられないまま、同期騎手の菅原明良、団野大成、斎藤新、亀田温心らが1勝どころかすでに2勝目を挙げている状況下。通算勝利数ではトップを行き、人気馬に騎乗する機会も増えている。藤岡佑介騎手との対談では、さすがに意識している心情を吐露していた。

 30日の根岸Sでは、父の岩田康誠騎手が6番人気テイエムサウスダンで見事な勝利。JRA通算1700勝を親子で祝ったが、その胸中は複雑だったに違いない。大台となる100連敗まであと「6」と迫って来た。

 不名誉な記録が続くそれぞれの現状だが、今週末の行方に注目したい。

(文=黒井零)

<著者プロフィール>
 1993年有馬記念トウカイテイオー奇跡の復活に感動し、競馬にハマってはや30年近く。主な活動はSNSでのデータ分析と競馬に関する情報の発信。専門はWIN5で2011年の初回から皆勤で攻略に挑んでいる。得意としているのは独自の予想理論で穴馬を狙い撃つスタイル。危険な人気馬探しに余念がない著者が目指すのはWIN5長者。

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