GJ > 競馬ニュース > 「重賞77連敗」の三冠トレーナー、トンネル脱出の鍵は岩田望来!? オーシャンS(G3)豪華布陣で連敗ストップなるか
NEW

JRA 「重賞77連敗」の三冠トレーナー、トンネル脱出の鍵は岩田望来!? オーシャンS(G3)豪華布陣で連敗ストップなるか

JRA 「重賞77連敗」の三冠トレーナー、トンネル脱出の鍵は岩田望来!? オーシャンS(G3)豪華布陣で連敗ストップなるかの画像1

 5日、中山競馬場でオーシャンS(G3)が行われる。優勝馬には高松宮記念(G1)の優先出走権が与えられる重要な一戦だ。『netkeiba.com』の単勝予想オッズでは、上位人気5頭が単勝10倍を切っており、混戦の様相を呈している。

 現時点の1番人気候補が重賞3勝のビアンフェだ。重賞実績はメンバー最上位でデビュー以来、ほとんど逃げているスピードが自慢の馬である。

 ただ、本馬はセン馬になっているように気性が難しい一面がある。オーシャンSと同じ舞台で行われたスプリンターズS(G1)では、その一面を見せているため、アテにしづらいファンも多いだろう。

 そこで期待したいのが、現在連勝中と波に乗っているスマートクラージュ(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。

「G1を勝てる」福永祐一、浜中俊も太鼓判!

 2走前の道頓堀S(3勝クラス)から1200mに矛先を替えると、惜敗続きが一転。あっさりオープン昇級を決めると、続く昇級初戦の淀短距離S(L)も連勝と一皮剥けた印象がある。

 前走のリステッド勝利で池江師も自信を深めたようだ。『スポーツ報知』の取材で「完勝でしたね」と答え、今回の状態についても「動きも良かったし、前走と一緒ぐらいの出来です」と回答。3連勝の期待が高まっている。

 一方、気になることがあるとすれば、最近の池江厩舎が低迷していることだろうか。

低迷が続いている池江厩舎

 今年の調教師リーディングでは5位(2日現在)につけており、一見好調に思える同厩舎だが、重賞勝利は2020年12月の中日新聞杯(G3)から遠ざかっているのだ。

 かつては三冠馬オルフェーヴル、菊花賞馬サトノダイヤモンドなどを育てた名トレーナーであるが、近年は重賞などの大レースでは存在感が薄れつつある。先日の阪急杯(G3)の敗戦で、遂に重賞連敗記録が「77」まで伸びてしまった。

 長いトンネルに入っている池江厩舎だが、今回のオーシャンSは連敗脱出の大チャンスといえるかもしれない。

JRA 「重賞77連敗」の三冠トレーナー、トンネル脱出の鍵は岩田望来!? オーシャンS(G3)豪華布陣で連敗ストップなるかの画像2
岩田望来騎手

「今回のスマートクラージュの鞍上は岩田望来騎手を予定しています。岩田望騎手といえば、先月の京都牝馬S(G3)を勝利して、待望の重賞初勝利を挙げたばかりで好調です。

阪急杯のグレイイングリーンは残念ながら勝利に導くことができませんでしたが、土曜日のメインレースは好調で、京都牝馬Sから2週連続勝利中。オーシャンSも土曜日に行われるため、3週連続を狙っていると思いますよ。

そして、池江厩舎はスマートクラージュの他に、ジャンダルム(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)を出走させます。ジャンダルムは福永祐一騎手や浜中俊騎手から『G1を勝てる能力がある』と、評された実力の持ち主。展開などが嚙み合わず勝ち切れていませんが、いつ重賞を勝っても驚けない馬です。

今回ばかりは重賞連敗をストップしてくれるのではないでしょうか。期待を持てる2頭出しだと思います」(競馬誌ライター)

 一部のファンの間で「重賞を勝てない」と言われていた岩田望騎手が、先月にそのジンクスを打ち破った。その勢いに池江厩舎も乗ることができるか注目だ。

(文=坂井豊吉)

<著者プロフィール>
全ての公営ギャンブルを嗜むも競馬が1番好きな編集部所属ライター。競馬好きが転じて学生時代は郊外の乗馬クラブでアルバイト経験も。しかし、乗馬技術は一向に上がらず、お客さんの方が乗れてることもしばしば……

JRA 「重賞77連敗」の三冠トレーナー、トンネル脱出の鍵は岩田望来!? オーシャンS(G3)豪華布陣で連敗ストップなるかのページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
  2. 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
  3. 阪神JFで「好走必至」の穴馬が不可解な乗り替わり…「5馬身違う」最強助っ人とC.ルメールの対決も熱い
  4. ドゥラメンテ近親の「元クラシック候補」が反撃の狼煙!ダートのレコードホルダーが芝重賞に再挑戦
  5. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  6. 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
  7. ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
  8. ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
  9. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  10. 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか