JRAオルフェーヴルも歩んだクラシックの登竜門。池添謙一×池江泰寿厩舎の「3冠コンビ」が、きさらぎ賞(G3)で9年ぶりの重賞Vへ!

2013年の有馬記念(G1)で、歴史的名馬オルフェーヴルが魅せた圧巻のラストランは、今でも多くの競馬ファンの記憶に焼き付いているに違いない。
当時、主戦を務めていた池添謙一騎手と管理していた池江泰寿厩舎のコンビは、同馬でクラシック3冠を達成し、まさに競馬界の中心にいた。
しかし、意外にもその有馬記念の勝利から8年もの間、コンビでの重賞勝利から遠ざかっている。20年にはヴェルトライゼンデでクラシック全レースに出走するも、勝ち星を挙げるには至らなかった。
それだけでなく、池江厩舎は昨年重賞未勝利に終わり、スランプが今なお続いている状況だ。
そんな「3冠コンビ」が、6日に中京競馬場で行われるきさらぎ賞(G3)に送り出すのが、フォースクエア(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)だ。
過去には、あのオルフェーヴルも出走したレースだが、昨年から中京開催となりガラっと条件が変わっている。ここでクラシックへ向け賞金を加算したいところだ。
フォースクエアは、父エピファネイアと母テネイシャスの間に生まれ、祖母に10年のヴィクトリアマイル(G1)で2着したヒカルアマランサス、叔父には同日行われる東京新聞杯(G3)に出走予定のホウオウアマゾンがいる血統だ。
前走の新馬戦では、スタートでやや遅れ気味になったが、すぐに3番手まで押し上げる。折り合いながら脚を溜め、最後の直線で内に進路が空くと、内からスルスルと抜け出し、最後は外から追い上げてきた2着馬を封じ切った。

レース後、池添騎手は「ゲートの中で少しうるさかった分、スタートが悪かった。4角で早めにスパートをかけましたが、反応も速かったです。センスの良い馬で伸びしろを感じます」と、その高いレースセンスを絶賛。今後に期待が持てる内容だった。
「新馬戦で2、3着に負かした相手が次走の未勝利戦で勝ち上がっていることから、メンバー的に弱かったという訳ではなさそうです。レースぶりからセンスの良さを感じましたし、操縦性も高そう。間違いなく優等生ですね」(競馬誌ライター)
直前の追い切りでは、池添騎手を背に栗東坂路で4ハロン53秒0-11秒9をマーク。アステロイドベルト(2勝クラス)を0.7秒追走し併入した。1週前も好時計を出しており、相変わらず出来はよさそうだ。
池江厩舎は、きさらぎ賞で過去4勝を挙げており相性がいい。池添騎手も懇意にしている松本好雄オーナー所有のメイショウゲキリンではなく、フォースクエアに騎乗することも心強い。
先週のシルクロードS(G3)をメイケイエールで制した鞍上の勢いに乗って、共に「3冠」を達成した池江厩舎とのコンビで、9年ぶりの重賞制覇へ期待がかかる。
(文=ハイキック熊田)
<著者プロフィール>
ウオッカ全盛期に競馬と出会い、そこからドハマり。10年かけて休日を利用して中央競馬の全ての競馬場を旅打ち達成。馬券は穴馬からの単勝・馬連で勝負。日々データ分析や情報収集を行う「馬券研究」三昧。女性扱いはからっきし下手だが、牝馬限定戦は得意?
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