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JRA武豊を襲った「痛恨」アクシデント! クラシック目前で最有力パートナーに大誤算、様々な憶測呼んだ「降板劇」のリベンジに暗雲

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 26日、中山競馬場で開催される日経賞(G2)は、天皇賞・春(G1)出走を視野に入れる有力馬の重要なステップレースだ。

 昨年の菊花賞馬タイトルホルダーは、今年の始動戦に選択。過去10年、本番で阪神大賞典(G2)と同じく、最多3勝を挙げている好相性の前哨戦となるだけに、大きな注目が集まる。

 圧倒的人気に支持されることが濃厚なタイトルホルダーにとって、最大の強敵となる存在が、武豊騎手とのコンビで出走を予定していたアリストテレス(牡5、栗東・音無秀孝厩舎)だった。

 2020年の菊花賞(G1)では、無敗の三冠が懸かっていたコントレイル陣営も、一時は敗戦を覚悟するほど追い詰められる善戦を演じた。翌年のアメリカJCC(G2)では、1番人気に応えて勝利し、陣営も同世代の最強馬にライバルとして再び挑戦状を叩きつけたかったに違いない。

 しかし、単勝1.3倍の圧倒的人気を背負った阪神大賞典で7着と期待を裏切ってからは、かつての勢いに陰りが見え始めた。春の大目標だった天皇賞・春でディープボンドに1番人気を譲って4着に敗れ、新たな鞍上に武豊騎手を迎えた宝塚記念(G1)でも4番人気で9着と低迷してしまう。

 そんなアリストテレスに復調気配を感じられたのが、昨年の有馬記念(G1)だ。2戦目のコンビとなった武豊騎手は、これまでの先行策から後方待機策に切り替える大胆な脚質転換を試みた。結果は6着に敗れたとはいえ、それほど悪くない内容だった。

 5着に入ったタイトルホルダーとの差は3馬身だったが、3歳馬で55キロの相手にアリストテレスは2キロ重い57キロ。それが今回は57キロの相手に自身は56キロなのだから、1キロもらう格好となる。単純比較で3キロの差が出るとなれば、3馬身差は逆転も見込める。

 それだけに、陣営としても力の入る一戦となるはずだったが、22日に音無調教師から発表されたのは、「調教中に放馬して、右前脚の内側に外傷を負ったため回避します」という残念な報せ。日程的にもおそらく天皇賞・春には直行で臨む可能性が高くなった。

 そして、当然ながらこの痛恨のアクシデントは、アリストテレスに騎乗を予定していた武豊騎手にとっても大きな痛手だろう。

 昨年は自身が右足甲の骨折で日経賞に出走したワールドプレミアに騎乗することが叶わず、石橋脩騎手が騎乗して3着に敗れた。本番には武豊騎手の復帰が間に合ったものの、同馬の背中には福永祐一騎手の姿があった。

 武豊騎手も10番人気ディバインフォースで参戦するも15着に敗退。レースを制したのは、皮肉にも乗り替わった元パートナーだった。その後、ワールドプレミアが復帰した天皇賞・秋(G1)でも岩田康誠騎手が騎乗して11着。次走に予定していたジャパンC(G1)を前に、体調が戻らないことを理由に引退となり、両者が再びコンビを結成することはなかった。

 ネットの掲示板やSNSなどでは、一部のファンからワールドプレミアの大塚亮一オーナーとの関係がこじれたのではないかという憶測や、新型コロナウイルス対策の持続化給付金の不正受給疑惑の渦中にいた大塚オーナーと、この件について遺憾の意をコメントした競馬界の顔である武豊騎手の立場的なことを気にする意見も出ていた。

 あれから1年、今年はスッキリした形で騎乗したかった武豊騎手ではあるが、因縁のついた日経賞で、自身ではなく騎乗予定のアリストテレスにアクシデントが発生したのは、まさかの展開だったのではないか。

(文=高城陽)

<著者プロフィール>
 大手新聞社勤務を経て、競馬雑誌に寄稿するなどフリーで活動。縁あって編集部所属のライターに。週末だけを楽しみに生きている競馬優先主義。好きな馬は1992年の二冠馬ミホノブルボン。馬券は単複派で人気薄の逃げ馬から穴馬券を狙うのが好き。脚を余して負けるよりは直線で「そのまま!」と叫びたい。

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