GJ > 競馬ニュース > ディープ産駒「非常事態」  > 2ページ目
NEW

データが示すサトノダイヤモンド、ファンディーナの致命的な「欠点」絶対王者ディープインパクト産駒に起こっている「非常事態」


 ディープインパクトの現在のE.Iはわずか1.67と、首位キングカメハメハの2.24に大きく突き放されている状況だ。これはキンカメの健闘が目立つのではなく、明らかにディープが悪いといえる。実際にディープインパクトはE.I で首位に立った2012年以降、常に2点代後半の数値を叩き出してきた。アーニング・インデックス1.67というのは、はっきりいって「並みの種牡馬」の好調時程度の数値だ。

 では、ディープインパクト産駒が不調なのかといわれると、そんなことはない。JRAにおける勝利回数は49勝と、2位キングカメハメハの32勝を大きく突き放している。ディープ産駒全体は、相変わらず好調なのだ。

 その上でE.Iが著しく低い原因は、ひとえにディープインパクト産駒が賞金の高いレース、つまりは「重賞で勝てていない」ということだ。

 調べたところある意味では予想通り、だがそれでも想像を超える数字が出た。ディープインパクト産駒の今年の重賞成績は[1-5-6-36](平地のみ)。つまり未だ、重賞1勝という非常事態である。その1勝は弥生賞(G2)のカデナ。弥生賞史に残る超スローペースとなり、そのレベルが疑問視されている一戦だ。

 ちなみに昨年の同時期、ディープインパクト産駒は本当の意味で絶好調だった。2月初週のきさらぎ賞(G3)と東京新聞杯(G3)で東西重賞ジャックを達成したのを皮切りに、阪神大賞典(G2)のある同時期まで、怒涛の6週連続重賞制覇。なお、マウントロブソンがスプリングS(G2)を勝ったことで、記録は7週連続となっている。

 結果的に昨年ディープインパクト産駒が上げた年間重賞勝利38勝は、サンデーサイレンスと並ぶ最多記録を樹立。歴史的大種牡馬の記録に、その息子がまた一つ肩を並べた一年だった。

 そんなディープインパクト産駒が3月半ばで重賞1勝に留まっているのが、いかに異常な状況かは述べるまでもない。そして、筆者がこのタイミングでこのような駄文を書くに至ったのも、「今週の競馬」に大きな関係があるからだ。

データが示すサトノダイヤモンド、ファンディーナの致命的な「欠点」絶対王者ディープインパクト産駒に起こっている「非常事態」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  2. 府中の大ケヤキ、実は「偽名」だった!? 伐採試みた作業員が死亡、サイレンススズカも散った「魔の第3コーナー」の怪、ダービーが行われる東京競馬場の都市伝説に迫る
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  5. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  6. 武幸四郎騎手に横山典弘騎手が「絶叫」!? 武豊騎手が明かしたアノ復活劇でのエピソードに見る、弟のキャラクター
  7. 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
  8. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  9. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  10. JRA最高獲得賞金・テイエムオペラオー「行方不明」の実態。DQNファンの度重なる”異常行動”にゴールドシップやオグリキャップなど被害続々……