
武豊が不遇ワンアンドオンリーを再生!? 阪神大賞典(G2)参戦に、陣営も不敵な「自信」

2014年の日本ダービー馬で、近年はなかなか上位に浮上できないでいるワンアンドオンリー(牡6/栗東・橋口慎介厩舎)が、武豊騎手を鞍上に迎え阪神大賞典(G2)に挑戦することになった。
ワンアンドオンリーは安定した末脚を発揮し、2014年のクラシックに出走。ホースマン最大の栄誉であるダービー制覇を成し遂げている。だが、その年の秋の菊花賞で一番人気に押されるも9着と惨敗してからは成績が低迷。15年のドバイシーマC(G1)で3着、16年には5着に入ったものの、国内では菊花賞後は13戦に出走して掲示板(5着以内)に入ったのは1度だけという状況だ。一度はダービーを制したという実績があるためか、ネット上では近年の惨状を嘆く声も聞こえている。
そんなワンアンドオンリーは今年も”得意”のドバイ挑戦を明言し、ゴールドカップ(メイダン芝3200m)、シーマクラシック(同、芝2410m)へ登録。だが、レースへの招待状が陣営に届くことはなかった。そのため、海外挑戦から一転しての国内専念というローテーションに変更している。
橋口調教師はスポーツ報知の取材に対し、「阪神大賞典から天皇賞・春(4月30日、京都)を目指すことに決まりました」と話し、さらに「ドバイを目指していたくらいで仕上がりはいいですし、スタミナタイプだと思うので、距離延長で競馬はしやすくなるはず」と前向きなコメントを出している。
同馬が出走する今年の阪神大賞典は、昨年の最優秀3歳牡馬のサトノダイヤモンドと2連覇を目指すシュヴァルグランの一騎打ちといわれている。さらに、万葉S(OP)を勝ったタマモベストプレイ、昨年の日経新春杯でシュヴァルグランを破ったレーヴミストラルなども顔を揃えている。ここにワンアンドオンリーが割って入るのは至難の業だと思えるのだが……。
PICK UP
Ranking
5:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは