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JRA 世界各国の競馬メディアが「日本競馬」に夢中!? ドバイワールドカップデー席巻に海外ホースマンから称賛の声続々!

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 26日 にドバイワールドカップデーが開催され、日本、北米、南米、ヨーロッパ、サウジアラビアの一 流馬がメイダン競馬場に集結。8つのサラ系 の重賞競走が行われた。日本馬はそのうちの5つを制し、2 月 に開催されたサウジカップデーの4勝に続き、またしても日本旋風が吹き荒れた。

 昨年のブリーダーズ カップでも矢作芳人調教師の管理馬が2勝するなど留まる所を知らない日本馬の快進撃に、それまで懐疑的だった海外の競馬誌や競馬サイトの論調も一斉に様変わりしている。

 イギリスの『レーシングポスト 』で組まれたドバイ特集では、パンサラッサが勝ったドバイターフ(G1)で1着同着だったロードノースのJ.ゴスデン調教師が「日本馬はとてもタフです。日本馬は我々をサウジアラビアで打ちのめして、今ここ(ドバイ)で4つもレースを勝っているのです」と、 白旗を上げたようなコメントが掲載されている 。

 イギリスを代表する3000勝トレーナーが日本馬を手放しに称賛 するコメントを出すことなど、 今まであまりなかった。一昔前の欧米の競馬サークルにおける 日本馬に見向きもしなかった風潮から確実に変わってきているようだ。

 また、アメリカの『ブラッドホ-ス』 ではドバイシーマクラシック(G1)について「世界を席巻する日本競馬の高波がまたもや到来した」と特集を組んだ。 シャフリヤールを勝利に導いた C.デムーロ騎手は「このようなレースを勝つことは驚くべきことです。日本の馬で勝つこともすごい。彼らは世界一であることを証明しているのです」と、日本馬世界一宣言まで飛び出している。

『ブラッドホ-ス』 は1916年創刊の北米で最も古い名門競馬情報誌である。そこで日本馬世界一宣言が誌面に載るというのは「ついに日本競馬はここまできたのか」と感無量だ。

 また、アメリカの日刊紙『サラブレッドニュ-ス』 には日本馬快挙の報を受け、ハーツクライ産駒の種牡馬ヨシダの広告が以下の通り掲載された。

「皆、日本の成功に注目せよ。2022年にドバイで4勝、2022年にサウジアラビアで4勝、2021年に香港で2勝、2021年にBCで2勝。(これらは)全てサンデーサイレンスの子孫である」

「ヨシダは今ケンタッキーでサンデーサイレンスの直系を産む唯一の機会である」

 ドバイが「4勝」になっているのはドバイターフを制したパンサラッサは、サンデーサイレンスの血を引いてないので除外しているからだろう。

 またUAEの『エミレーツレーシングオーソリティ』 では日本馬の活躍について「日本の国際レースにおける支配力がさらに高まった」と評し、クラウンプライドに騎乗してUAEダービー(G2)を勝ったD.レーン 騎手の「(日本調教馬に)乗る時はいつも、彼らは強く、良い走りを見せる、と確信できますし、それに関わることは誇りに思う」と、ベタ褒めのコメントを載せた。

 外国人騎手や調教師だけでなく、海外メディアが挙って日本馬の脅威や優秀さについて特集しており、これまでのような単なるお世辞ではなく、海外でも日本競馬への関心がかつてないほど高まっているのだ。

 現在、世界中の多くの競馬サイトが日本競馬への特集を組 んでいる。日本競馬が台頭してきた理由(何十年にも渡る血統向上への努力など)や、ディープインパクトなどの日本の主流血脈の話題といった日本競馬の紹介も記事の中に多く含まれ てきた。

 ついに日本競馬も本当の意味での「競馬主要国」に成り上がって来たのではないのか、と思わせる昨今の日本馬の活躍と海外の注目である。

 今後、アスコット・ゴールドC(G1)やケンタッキーダービー(G1)、凱旋門賞(G1)など海外の大レースを目標に掲げる陣営も多い。ぜひとも良い結果を残して、日本競馬の栄光の時代の幕開けになって欲しい。

(文=パッパラー山中)

<著者プロフィール>
 皇帝シンボリルドルフの代表産駒トウカイテイオーの舞うようなフットワークに魅せられて競馬を始める。人生で1番泣いたのは前年の大敗から1年ぶりの復活勝利を決めた1993年の有馬記念(G1)。感動のあまり競馬場で泣いて電車で泣いて家で泣いた。馬券はパドック派。今までで1番「こりゃすんげえ馬体」と思ったのはサクラケイザンオー。

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