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JRA「馬を愛する国」世界から絶賛の嵐! オーソリティ、シャフリヤールら『日本代表、ドバイワールドC(G1)の夜に史上最大規模のチームを送り込む』

JRA「馬を愛する国」世界から絶賛の嵐! オーソリティ、シャフリヤールら『日本代表、ドバイワールドC(G1)の夜に史上最大規模のチームを送り込む』の画像1
オーソリティ

 現地時間26日、UAEのメイダン競馬場では『ドバイワールドカップデー』が開催され、日本馬は8レースに過去最多の22頭が出走する。海外G1競走の勝ち馬も4頭出走するなど、なかなかの好メンバーがそろっている。

 日本からも注目されているドバイワールドカップデーだが、アメリカやヨーロッパといった海外でも関心は高い。各地の競馬雑誌や競馬サイトでは、それぞれの国の出走馬や対戦相手について特集が組まれている。

 各国のメディアがドバイの国際競走を語るにあたって、近年は特に大きな変化が見られる。以前はほとんど見向きもされなかった、日本馬に関する記事や特集が大きく扱われるようになってきたのだ。
 
 イギリスの『レーシングポスト』誌では、2月26日に行われたサウジデー終了後の総括記事に「日出づる処の国。日本が4つの素晴らしい賞を受賞し、主役になる」と題した日本競馬特集を組み、日本馬がいかに活躍したかが書かれている。

 なかでも4勝したC.ルメール騎手へのロングインタビューが掲載され、「日本での繁殖は巨大で、非常に安定したものとなっています。そこから日本馬のレベルがどんどん上がっていったんです」「馬の移動に慣れている調教師が多くなってきた。矢作(芳人)さんのような調教師は、どのように馬を移動させればいいのか、どの馬を海外に連れて行けばいいのか、完璧に把握しているのです」と日本競馬の馬や人の向上について取り上げられていた。

 イギリスを代表する競馬メディアである『レーシングポスト』誌で、このような日本競馬をベタ褒めするような記事が特集を組まれるなどと言うことはほぼなかった。かつて「血統の墓場」と言われ、地元ジャパンC(G1)で欧州の二流馬やオーストラリアの馬にワンツースリーを決められた時代から見れば、驚天動地の出来事であると言えよう。

 その『レーシングポスト』誌では、ドバイシーマクラシック(G1)に向けてのL.デットーリ騎手へのインタビューで「オーソリティ」や「日本の優秀な騎手たち」が脅威であるというような主旨のコメントが掲載された。

 また別の記事では、同レースに出走するアレンカーを管理するW.ハガス調教師のコメントとして「シーマはタフなレースになるだろうが、サウジ戦はあくまでG3でスローペースだったため、日本馬は怖くはない」と、まず最初に日本馬についてコメントを載せた。

「怖くはない」とは言われているが、プライドの高いイギリスの調教師が日本馬について冒頭にコメントすること自体が時代の変化を感じさせる。

 また、『エミレーツレーシングオーソリティ』誌ではドバイシーマクラシックの展望を書くにあたって、まずグローリーヴェイズとシャフリヤールを挙げ、ドバイゴールデンシャヒーン(G1)の展望では、残念ながら調教中に故障して出走回避することになったコパノキッキングを「日本のスター」と紹介した。

 さらに、アメリカの大手競馬サイトである『ホースレーシングネーション』では、オーソリティを管理する木村哲也調教師や、グローリーヴェイズを管理する尾関知人調教師のコメントが長文掲載されるなど、日本馬の存在感は海外でも日に日に増していると言えよう。

 極めつけは『カレージタイムス』の記事で、『日本代表、ドバイワールドC(G1)の夜に史上最大規模のチームを送り込む』という日本馬だけの特集が組まれ、ドバイシーマクラシックに出走する5頭について「この世界最高峰の芝2400mレースにおける日本の強力なラインナップを完成させた」と高く評価した。

 ドバイターフ(G1)にパンサラッサを出走させる矢作芳人調教師については「オーストラリアのコックスプレート(G1)で成功を収め、ブリーダーズCでは歴史的な2冠を達成した人物である」と紹介した。また、日本については「馬を愛する国」と大絶賛だ。

 海外から注目され、国際レースにおいて各国の競馬サイトで最初に取り上げられることも多くなってきた日本競馬。このまま『ドバイワールドカップデー』後にも、各国サイトで「驚異の日本馬」についての特集が組まれるような大活躍が期待される。

(文=パッパラー山中)

<著者プロフィール>
 皇帝シンボリルドルフの代表産駒トウカイテイオーの舞うようなフットワークに魅せられて競馬を始める。人生で1番泣いたのは前年の大敗から1年ぶりの復活勝利を決めた1993年の有馬記念(G1)。感動のあまり競馬場で泣いて電車で泣いて家で泣いた。馬券はパドック派。今までで1番「こりゃすんげえ馬体」と思ったのはサクラケイザンオー。

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