GJ > 競馬ニュース > レインボーライン「呪い」  > 2ページ目
NEW

レインボーラインが受けた30年以上続く「呪い」とは。現役屈指のオールラウンダーは「曽祖父」らの無念を晴らせるか

【この記事のキーワード】, ,

 それは当然、ゴールドアクターが昨年末の有馬記念(G1)でサトノダイヤモンドとキタサンブラックに続く3着馬だったこと。言い換えれば、ここでゴールドアクターに勝てないようでは、この先のG1戦線で激突が避けられないサトノダイヤモンドやキタサンブラックに勝つことが非常に困難になるということだ。

 ただ、それ以上にレインボーラインは昨年の「菊花賞で2着」したことで、”富と名声”を手にしたと同時に、古くから競馬界に伝わる強固な”呪い”にかかることになってしまったのだ。

 その”呪い”の症状は「G1タイトルに手が届かない」という、今の前途洋々なレインボーラインにとっては最悪の内容だ。

 すでに現役馬だけでもサトノノブレスが2013年秋から、サウンズオブアースが2014年秋から、それぞれ”呪い”から抜け出せずにもがき続けている。彼らはともに、レインボーラインと同じ菊花賞2着馬である。

 その一方で菊花賞2着馬でありながら、その”呪い”を回避してG1を勝った馬がいる。昨年のドバイターフ(G1)で悲願のビッグタイトルを手にしたリアルスティールだ。

 だが、リアルスティールが悲願を達成できたことには明確な理由がある。それは菊花賞までに同年のクラシック「皐月賞もしくは日本ダービーで、連対を果たしていること」だ。

 リアルスティールは皐月賞の2着馬であり、1984年のグレード制導入以降でダイナガリバー(日本ダービー1着)、スペシャルウィーク(日本ダービー1着)、テイエムオペラオー(皐月賞1着)、ローズキングダム(日本ダービー2着 ジャパンC繰り上がり優勝)などが同様の理由で”呪い”を回避し、さらなるG1タイトルを手にしている。

 しかし、実は1984年のグレード制導入以降、この”呪い”に打ち勝てた馬は1頭もいない。つまり皐月賞、もしくは日本ダービーで連対していない菊花賞2着馬はレインボーラインも含め「すべて」その後G1タイトルに手が届いていないのだ。

 過去20年を遡っても、先ほど挙げた2頭を含めて下記の名馬がいる。

レインボーラインが受けた30年以上続く「呪い」とは。現役屈指のオールラウンダーは「曽祖父」らの無念を晴らせるかのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  2. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  3. “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
  4. 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  5. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  6. テーオーロイヤル、ドゥレッツァの骨折も無関係ではない!? タイムトライアルのような京都の高速馬場…宝塚記念前の「怪時計連発」に懸念の声
  7. JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
  8. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  9. クロノジェネシス元主戦が「油断騎乗疑惑」で騎乗停止処分!ノーステッキ楽勝ムードからまさかの敗戦…「後味の悪さ」残る結果もキズナ産駒の素質馬がデビュー勝ち
  10. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?