真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.03.21 10:05
レインボーラインが受けた30年以上続く「呪い」とは。現役屈指のオールラウンダーは「曽祖父」らの無念を晴らせるか
監修=下田照雄(栗東担当)
2014年サウンズオブアース、2013年サトノノブレス、2012年スカイディグニティ
2009年フォゲッタブル、2008年フローテーション、2007年アルナスライン
2005年アドマイヤジャパン、2004年ホオキパウェーブ、2003年リンカーン
2002年ファストタテヤマ、2001年マイネルデスポット、2000年トーホウシデン
1997年ダイワオーシュウ
多くの馬がその時代の競馬を彩ったトップホースの一頭であったにもかかわらず、最終的には夢半ばで涙を呑んでいる。だからこそ、この摩訶不思議な現象は、そんな菊花賞2着馬たちの無念が呼んだ”呪い”なのではないかと古くから言われているのだ。
牡馬三冠の中でも「強い馬」が勝つといわれている菊花賞での「2着」は、本来ならそれこそ強さの象徴であるはずだ。
だが、サトノダイヤモンドやキタサンブラック、ゴールドシップなど菊花賞の1着馬は、その格言通りにその後もG1タイトルを上積みしているにもかかわらず、なぜ「2着」というだけで、こうもG1と縁がなくなってしまうのだろうか。
また何の因果か、レインボーラインの母母父にあたるレインボーアンバーが、その”呪い”に打ち勝てなかった1989年の菊花賞2着馬である。だからこそ、レインボーラインには余計に曽祖父の無念を晴らしてもらいたいと思うのだ。
無論、この”呪い”が何の根拠もない偶然であることは確かだ。だが、そんな偶然がすでに30年以上続いているのだから、さすがに無視はできない。競馬のデータとしては極めて強固な代物となっている。
果たして、世代屈指のオールラウンダーはこの呪いに打ち勝てるのだろうか。曽祖父の無念を、そして自身の悲願を達成するためにも、この日経賞を快勝しG1戦線に明確な期待を持って挑みたいところだ。
(監修=下田照雄(栗東担当))
PICK UP
Ranking
23:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは