
JRAの名門・堀宣行厩舎がどこまでいっても「シュタルケだらけ」で騒然! この”専任”の意味は?

いよいよ春競馬が本番を迎える。これから開催されるクラシックに胸踊らせている競馬ファンも数多くいることだろう。
そんな中、堀宣行調教師率いる堀厩舎がいささか不可解な動きを見せていると話題になっている。今月4日のオーシャンS(G3)に出走したバクシンテイオー以来、13戦連続でA.シュタルケ騎手に騎乗を依頼しているのだ。
堀厩舎といえば、近年では中山記念(G2)を制したネオリアリズムや国内外でG1・6勝を挙げたモーリス、また2015年の3歳牡馬クラシックにおいて皐月賞・日本ダービーの二冠に輝いたドゥラメンテ、さらに過去を遡ればキンシャサノキセキなどを輩出したことで知られている名門厩舎のひとつだ。
一方のA.シュタルケ騎手は、ドイツを拠点として活動している名騎手。度々来日しており、これまで重賞勝ち3勝を含む49勝をあげている。今年も短期騎手免許を取得し、3月2日(木)から4月18日(火)まで日本の競馬で活躍予定だ。
彼の身元引受調教師となっているのは、堀調教師だ。名騎手と名門厩舎がタッグを組むことに異論はない。だがいくら身元引受人とはいえ、自身の厩舎から出走する馬のほとんどの騎乗を依頼するとは、なかなかの異常事態。これに気づいたネットユーザーたちからは「シュタルケが乗れる競馬場に合わせて馬を仕上げているのでは?」「そんなに日本人騎手が嫌なのか?」などと意見が噴出している。
「以前から堀厩舎の馬には海外騎手が乗ることが多いとはよく言われたところ。ですが、この偏りぶりはすごいですね。これで成績が伴っていればいいのでしょうが、シュタルケ騎手が堀厩舎の馬に騎乗した際の3月成績は【1.0.2.10】と良くないです。また人気よりも着順が下位に沈むことも多く、さらに1番人気を飛ばしたことも4度ほどあります。印象はあまりよくないですね」(競馬誌ライター)
堀厩舎が今最も勢いのある名門のひとつであることは間違いないだろう。だが、この結果が伴わないシュタルケ騎手の”専任起用”には疑問があって当然だ。堀厩舎は今後もシュタルケ騎手を使い続けるのか、また他の騎手にも依頼するよう方針を変更するのか。堀厩舎の決断が待たれる。
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