GJ > 競馬ニュース > 大器サトノアーサーが毎日杯  > 2ページ目
NEW

大器サトノアーサーが毎日杯(G3)出陣! ダイヤモンド級の「衝撃」を生んだ阪神1800mで楽勝ムードも「油断大敵」な理由

【この記事のキーワード】, ,

 その一方でサトノアーサーがデビュー戦で負かした相手は1着だったスズカフロンティアを含め、500万下を勝ち上がった馬は皆無。圧倒的な勝利を飾ったシクラメン賞にしても、現時点で芝の500万下を勝ち上がっているのは本馬ただ1頭である。

 ほぼ馬なりのまま突き抜けたシクラメン賞のレースは圧巻の内容であり、上がり3ハロン32.7秒という数字もインパクト十分。だが、先述した通りメンバーレベルには疑問符を付けざるを得ず、3着のアンセムが上がり3ハロン33.0秒の脚を使えていたことも気になる。

 この日はシクラメン賞の辺りから雨が降り始め、メインレースが行われる頃には稍重となっていた。そのため、結局良馬場で行われた芝のレースはシクラメン賞を除けば、2歳の未勝利戦と新馬戦だけ。開幕週ということもあって、この日の馬場コンディションは不透明な部分が大きいといえるのだ。

 したがって現時点ではっきりしていることは、本馬が前半1000m通過65.3秒という極端な遅い流れなら、上がり3ハロン32.7秒という凄まじい末脚が使えるということだけである。

 逆に述べれば、流れが速くなってどうなるのかは「未知数」といえる。

 ただ、本馬にとって幸いなのは、この毎日杯が7頭立ての小頭数なのでペースが極端に上がることはまずないといえることだ。想定通りのスローペースから、最後の直線だけで”よーいドン”の競馬になるのなら、この馬の瞬発力は如何なく発揮されるだろう。

 ただし、それで勝ち切れる保証はない。毎日杯に出走してくる他のライバルたちは、いわばサトノアーサーを恐れずに残った素質馬たちともいえる。

 もしもスローペースからの瞬発力勝負で敗れるようなことあれば、大先輩のサトノダイヤモンドはおろか、目標のクラシック制覇にも大きな暗雲が立ち込めることになる。サトノアーサーにとっては正念場、少数精鋭の面白いレースになりそうだ。

大器サトノアーサーが毎日杯(G3)出陣! ダイヤモンド級の「衝撃」を生んだ阪神1800mで楽勝ムードも「油断大敵」な理由のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  2. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  3. 25年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  4. 「オーナーの逆鱗」に触れた原優介が突然のクビ宣告!? 【NHKマイルC】アスコリピチェーノ主戦を背に追い切りも【日本ダービー】武豊がキタサンブラック弟と挑む最多7勝目【週末GJ人気記事ぶった斬り!】
  5. “リバティアイランドは怪我で回避”最強牝馬不在が意味するもの。ヴィクトリアマイルで社台グループの深すぎる内部事情!
  6. C.ルメール「がっくり」まで繰り返さなくても!? 3歳マイル王ジャンタルマンタルが「あの名マイラーにそっくり」と話題
  7. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  8. クロノジェネシス元主戦が「油断騎乗疑惑」で騎乗停止処分!ノーステッキ楽勝ムードからまさかの敗戦…「後味の悪さ」残る結果もキズナ産駒の素質馬がデビュー勝ち
  9. 武豊「16戦1勝」でもノットゥルノで存在感!ボンドガールは不完全燃焼も…藤岡康太のバトン引き継ぐナミュールとリベンジへ
  10. 「素行不良」で干された若手の更生に関西の大御所が名乗り! 福永祐一を担当した大物エージェントもバックアップ…関係者から「優遇され過ぎ」の声