「キタサンブラックはイマイチ」「アンビシャスは期待以下」鈴木和幸が見極めた全14頭の状態。大阪杯出走馬の最終追い切り診断公開中!
もっか重賞2連勝中の「サトノクラウン」。この中間は坂路とウッドで時計6本、併せ馬も2回と、ハードに攻めてきた。もう強く追う必要がない今週は、終始馬なりで4F53秒9-39秒7-12秒4の軽め。時計は平凡でもこれは意識してそうしたものだし、しびれるような手応え、道中の落ち着き払った気配など、非の打ちどころなし。前2連勝当時と比べてもまったく遜色がない。
ウッドでいっぱいに追い切り、6F82秒8-39秒6-12秒0の「スズカデヴィアス」は、最後G前のフットワークに余力がなくなり、手前を替えたりして苦しそうにも見えた。金鯱賞3着後は順調にはきたが、前走以上のデキには見えない。
休み明けの金鯱賞では6着に沈んだ「ステファノス」だが、あれはあくまで今回に向けての叩き台だったと想像される。24日の1週追い切りの坂路ラスト1F11秒9を見ただけでもひと叩きされての良化がはっきり。総仕上げの今週は、ウッドで5Fからの併せ馬、道中は抑え切れないほどの手応えで、かといってかかるふうはなく、4F標を過ぎると自らハミをとってグーンとスピードアップ、相手馬とは勢いが違い、軽く仕掛けただけでゴールでは3馬身の差をつけていた。重心の低い、完歩の大きい流れるようなフットワーク、まぶしいばかりのピカピカの毛づやといい、なにもかもが速い時計で、いっぱいに追わなければならなかった前走時とは雲泥の差。もはや、これ以上は望めない。
「ディサイファ」は、坂路で53秒7-38秒3-12秒5を馬なり。例によって頭の高いフットワークながら、元気いっぱい。ただし、すでに8歳、往年のパフォーマンスを望んではかわいそうだ。
昨年のダービー馬「マカヒキ」は、凱旋門賞帰り、4カ月ぶりの前走を叩かれたがその後は坂路のみの調整、この点にいささか”?”があった。しかし、1週前の23日はウッドの7Fからのハード追い、94秒2-37秒4の速い時計、併走先着で不安を一掃した。今週は坂路に戻しての併せ馬だったが、51秒6-37秒5の速い時計で、5馬身も後方から追いかけたのに、楽々と逆に4馬身先着して見せた。前走との違いは追われての反応が鋭くなったこと、動きに柔らかみが出たこと。九分通りの復調は間違いない。
「マルターズアポジー」は、強めに追ってウッド5F68秒9-38秒4-12秒9。これは前走勝ち当時をしのぐ時計だが、どこといってよくなったところがあったわけではない。ただ、動きには活気があり、元気のよさは保証できる。
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