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札幌記念は「ほぼG1」!? 今年も豪華メンバー集結

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ソダシ 撮影:Ruriko.I

「スーパーG2」のあのレースがいよいよ「G1」昇格か――。

 17日、函館競馬場で行われた函館記念(G3)は、白毛馬の伏兵ハヤヤッコが好位から抜け出して快勝。2019年夏のレパードS(G3)以来となる重賞2勝目を飾った。

 管理する国枝栄調教師は次走について「札幌記念(G2)になると思います」と明言。同レースにはいとこにあたるシラユキヒメ一族のソダシがすでに参戦を表明しており、夏の札幌で白毛馬2頭による同族対決が実現することになりそうだ。

今年も豪華メンバー集結

 8月21日に開催される札幌記念には、他にもグローリーヴェイズ、マカヒキ、ユーバーレーベンも参戦予定。ソダシを加えたG1ウイナー4頭が出走すれば、今年の大阪杯(G1)と同数ということになる。

 他にもG1で2着の経験があるウインマリリン、ヴァンドギャルド、ユニコーンライオン、さらに今年重賞を勝ったジャックドールやレッドガランなどの豪華メンバーが集結予定。まさにスーパーG2と呼ぶにふさわしい一戦となるだろう。

「実はG1馬の数だけなら昨年の方が1頭多くて、5頭いました。ただし、層の厚さなら今年の方が上になるかもしれません。いずれにしても、ここ数年の札幌記念はG1顔負けのメンバー構成となっていて、ファンだけでなく、関係者からも『ほぼG1』や『もはやG1』といった声が上がっています」(競馬記者)

 実際に過去3年(2019-21年)の平均レースレーティングを見ると、札幌記念の「117.42」は、「116.75」の金鯱賞、「116.00」の毎日王冠と中山記念を上回り、G2では堂々のトップ。「G1に最も近いG2」という立ち位置をしっかり確保している。

「さらにレーティングが上がり続けるようなら、以前からあったG1格上げ議論がついに本格化するかもしれません」と語るのは前出の記者だ。

「今年の札幌記念の1着賞金は、G2では最高額となる7000万円に上ります。G1なら1億円を超えるでしょうから、さらに豪華なメンバー出走にも期待できます。

時期的にも宝塚記念と天皇賞・秋のちょうど中間。凱旋門賞などを目指す馬にもいい選択肢になるはず。個人的には、国内におけるサラブレッドの一大生産拠点でもある北海道でG1が開催される意義も大きいと思いますし、数年後にはぜひ実現してほしいですね」(同)
 
 過去には札幌記念をG1と勘違いするこんなハプニングも――。

 GJが2年前にも報じたが、フジテレビの『みんなのKEIBA』内で、札幌記念のパドック中継が行われていた際、ラッキーライラックが「今日勝つとG1・4勝目となります」と紹介されたという。

 番組内では即座に訂正されたが、札幌記念は、もはや関係者の間ではG1に格上げされることが前提になっているのかもしれない。

 ソダシがラヴズオンリーユーを下した名勝負から1年、今年の札幌記念はいったいどんなレースになるのか。今からワクワクが止まらない。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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