GJ > 競馬ニュース > 【桜花賞(G1)回顧】  > 2ページ目
NEW

【桜花賞(G1)回顧】女王ソウルスターリングついに敗れる!波乱の桜花賞を制したのは、昨年「2cm差」に泣いた池添謙一騎手のレーヌミノル!

【この記事のキーワード】, ,

「先頭に立ってから長かったです。なんとか踏ん張ってくれと願っていたが、なんとかしのいでくれた」

 シンハライトと挑んだ昨年の桜花賞でわずか2cmの差で敗れた池添騎手としては、そのリベンジも懸かった一戦。「(それが)頭によぎった」と正直に心境を打ち明けた勝利騎手の表情には安堵と喜びが満ちていた。

「(初めて乗った時から)良い馬だな。チャンスのある馬と思っていました。スタートが速いのでますはリズム良く。呼吸を合わせて、あまり後ろを気にしないようにしました。手応えはしっかりありました」

 今回のレーヌミノルとのコンビは、前走のフィリーズレビュー(G2)まで手綱を執っていた浜中俊騎手が騎乗停止となったことが発端で、急きょ回ってきた依頼だった。初めて騎乗したのが1週前追い切りだったが、その時に大きな手応えを掴んでいたようだ。

 また2着のリスグラシューは、ソウルスターリングをマークする完璧なレース運び。最後の直線で伸びあぐねた大本命を交わし切るところまでは武豊騎手のプラン通りだったが、あと1頭前にいたことが唯一の計算外といった感じだった。

 圧倒的な支持を集めながらも、本来の走りができなかったソウルスターリングは、これがキャリア初の敗戦となる3着。主戦のC.ルメール騎手が昨年のメジャーエンブレムに続く、圧倒的1番人気での敗戦。フランスの名手にとって、桜花賞は因縁のレースになりそうだ。

 レーヌミノルを手掛ける本田優調教師としては、これが初のG1制覇。池添騎手も「もらい泣きしそうになりました」と話すほど、喜びもひとしおだったようだ。

 8番人気の伏兵が第1戦を制したことで、一転混沌としてきた今年の3歳牝馬クラシック。

 結果的には昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)の1着から3着がそっくり入れ替わった形となったが、距離が2400mに伸びるオークスでどのような展開が待っているのか。今から楽しみだ。

【桜花賞(G1)回顧】女王ソウルスターリングついに敗れる!波乱の桜花賞を制したのは、昨年「2cm差」に泣いた池添謙一騎手のレーヌミノル!のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
  2. 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
  3. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  4. パンサラッサやサイレンススズカも及ばない、天皇賞・秋(G1)史上最速ラップの歴史
  5. 東京競馬場に約20万人が殺到!? 朝6時からの大行列、怒号飛び交う陣取り合戦、そして…競馬が最も熱い時代、歴代最多入場者を記録した当時の記憶
  6. 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
  7. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  8. JRA 武豊は信頼度抜群!? 一球入魂ならぬ「一鞍入魂」の信頼度は本当か。川田将雅、横山典弘などトップジョッキーにみる「1日1鞍」限定の“勝負駆け”を探る!
  9. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  10. 競馬界に”2世騎手”たちが続々参入中! 息子たちは偉大なる父を超えることができるのか?