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ディープインパクト後継「初勝利」も課題山積み!?

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 新種牡馬リアルスティール産駒が待望の初勝利を飾った。

 24日、小倉競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1200m)は、3番人気のニシノトキメキ(牝2歳、栗東・北出成人厩舎)がハナを切ると、そのまま押し切り勝ち。3着に敗れた前走の新馬戦から2戦目で見事な巻き返しに成功した。

「顔にハートマークのある馬が、亀田ハート騎手で見事に逃げ切る」

 レース後、自身のブログにそう記したのは同馬を所有する西山茂行氏だ。この勝利は西山オーナーにとって今年の19勝目。1年の折り返し地点をまだ過ぎたばかりだが、昨年挙げた22勝が早くも近づいている。

「今年はオークスとダービーにも所有馬を出走させましたし、2歳馬の勝ち上がりもこれが2頭目です。ニシノトキメキは、デビュー戦が5番人気で3着、今回が3番人気で1着。いい意味で期待を裏切ってくれています。

馬の顔に“ハート”マークがあるから、デビュー戦に続いて亀田温心(はーと)騎手を起用したとすれば、いかにも西山オーナーらしい計らいだと思います。亀田騎手にとって、この勝利は実に3か月ぶりの今年3勝目。デビュー戦に指名した鞍上は基本的に替えないオーナーなので、ぜひこのチャンスをモノにしてほしいですね。

また、ニシノトキメキの父リアルスティールにとっては、のべ17戦目で待望の初勝利。産みの苦しみを味わいましたが、期待の大きい新種牡馬だけに、ここから反撃してくれることでしょう」(競馬誌ライター)

 先週の当該記事でも紹介したが、リアルスティールの種牡馬としてのポテンシャルは誰もが認めるところ。その父ディープインパクトの後継候補として、馬産地からも大きな期待を背負っている。

 ニシノトキメキがそんな父に初勝利をもたらしたこの日。他に4頭の産駒もスタンバイしていた。

 連勝を狙って福島3R・2歳未勝利(芝1800m)に登場したのは、先日の新馬戦で16頭立ての9着に敗れていたグランラウディーだ。一度使われた上積みで前進が期待されたが、よもやの11着にブービー負けを喫した。

 さらに小倉5R・2歳新馬(芝1800m)にはコスモアリスが10頭立ての8番人気で出走したが、勝ち馬から3秒7も離された最下位10着。

 その直後の福島5R・2歳新馬(芝1800m)には、2番人気コマチザクラと5番人気シルバーティムールの2頭が出走。産駒2勝目を狙ったが……。

最下位大敗に、コーナー曲がり切れず…

 結果からいうと、コマチザクラは最下位12着、シルバーティムールは8着に終わった。特に内容が酷かったのはコマチザクラの方だった。

「調教では古馬相手に互角以上の動きを見せていたんですけどね……。道中は好位2~3番手につけて、まずまずの手応えで4角を迎えましたが、すぐ外にいた3番人気のコレオグラファーを巻き込む形で外側に大きく逃避してしまいました。

この斜行で、鞍上の松岡正海騎手には1日間の騎乗停止処分、コマチザクラには平地調教再審査が課されました。もともとコマチザクラには柴田大知騎手が騎乗予定だったのですが、体調不良で今週末の騎乗を全てキャンセル。急遽の鞍上変更も影響していたのかもしれませんが、とにかく真っすぐ走れないことには……」(同)

 産駒が初勝利を挙げた記念の日に、新たな課題が浮き彫りとなってしまったリアルスティール。まさに「一難去ってまた一難」の一日になってしまった。

(文=中川大河)

<著者プロフィール>
 競馬ブーム真っただ中の1990年代前半に競馬に出会う。ダビスタの影響で血統好きだが、最近は追い切りとパドックを重視。

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