GJ > 競馬ニュース > G1開催週に「特殊な馬場」  > 3ページ目
NEW

JRAは何故、G1開催週に「特殊な馬場」を作るのか? 中山の皐月賞(G1)敗因が「前走・中山でレースをしたこと」という皮肉な結果に……

【この記事のキーワード】, ,

 G1という競馬における「看板商品」を絶好のコンディションで開催したいという主催者側の意図は理解できなくもない。だが、馬場を”人為的”に大きく変化させてしまうのはいかがなものだろうか。

 多くの馬券購入者にとって、馬場状態は予想の重要なファクターを占めていることは述べるまでもない。それが、実際にレースが行われる土曜日まで「まったく不透明」というのは結果的に、週末までの競馬への意識を低下させ、馬券の購買意欲を削いでしまうことにつながらないのだろうか。

 競馬は「ギャンブル」と「スポーツ」という大きく異なった二面性を持つ特殊な競技だ。だが、どちらにも共通して言えるのは、大きな決定権を握る主催者側が”主役”になった興行は得てしてロクなことがないということ。

 平成生まれで初のG1騎手となった松山弘平騎手とアルアインが勝った今回の皐月賞は、確かに迫力のある素晴らしいレースだった。

 だが、これだけ極端な馬場状態になってしまえば「特定の馬を勝たせるために馬場を操作したのでは?」と勘ぐる人が出てきても仕方がない。真偽はともかく、本来まったく出てくる必要のない”疑念”だ。

 何故、G1レースだからといって”特別なコンディション”で開催する必要があるのか。平常の手入れでは不足なのか。改めて考えさせられることとなった。我々ファンはただ、気持ちよく馬券を買いたいだけである。
(文=浅井宗次郎)

JRAは何故、G1開催週に「特殊な馬場」を作るのか? 中山の皐月賞(G1)敗因が「前走・中山でレースをしたこと」という皮肉な結果に……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

11:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  2. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  3. 武豊を「激怒」させた地方騎手が心中を吐露……交流G1完全制覇を阻まれた「疑惑」のJBCレディスクラシック(G1)を振り返る
  4. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  5. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  6. 毎日王冠(G2)リアルスティール「使い捨て」に調教師が激怒!? 「スキャンダル王」デムーロの指示無視に「いくらなんでも……」
  7. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  8. 有馬記念に続き東京大賞典も「記憶力」が決め手…最強フォーエバーヤングから絞りに絞った2点で勝負!
  9. 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
  10. JRA「致命的な不利」に武豊が検量室で怒り爆発!? 後のダービー馬を襲った「痛恨」アクシデント