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2017.04.18 08:50

サトノダイヤモンド天皇賞・春も安泰!? 皐月賞ワンツーを決めた池江泰寿厩舎の「マジック」は変幻自在の適応力にあり
編集部
だが、東日本大震災の影響で中山競馬場が改修された2012年以降5年間の皐月賞で、4番人気以内の前走距離別成績は1800mが[4-1-3-2]と、2000mの[0-4-1-5]を圧倒している。
言い換えれば、あえて本番よりも短い距離を使った方が、本番で好成績を残せるという「はっきりした傾向」が出ているのだ。おそらく、そこには短い距離の方が厳しくなる本番により近いペースを経験できるという点がありそうだ。
つまり池江厩舎はそれらを把握した上で、アルアインやペルシアンナイトを普段の調教はもちろん、レースでもマイルや1800m中心で経験を積ませ「皐月賞仕様」に仕上げたということだ。
それは「ダービー組」とされているサトノアーサーやサトノクロニクルの使われ方を見れば、より如実に見えてくる。
特にサトノアーサーはきさらぎ賞2着だけでなく、毎日杯でも勝ったアルアインから半馬身差の2着に好走しており、出ようと思えば皐月賞に出られた馬だ。しかし、サトノアーサーはそれをパスし、日本ダービー直行を選択している。
戦績を振り返るとアルアインやペルシアンナイトとは違い、一度もマイル戦を経験していないだけでなく、デビュー戦から2000mを使われているサトノアーサー。サトノクロニクルも1800mでデビューして前走は2200mと、長い距離を意識して使われているようだ。
したがって池江厩舎の青写真では、今年の日本ダービーにはこの2頭に「ダービー仕様」となったアルアインとペルシアンナイトを加えた4頭で挑むつもりなのだろう。
前評判が高かったヴィニーやダノンオブザイヤー、トゥザクラウンらが期待通りとは行かなかった中での皐月賞ワンツーゴール。池江厩舎の底力を改めて思い知らされる結果となった。
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