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C.ルメール「楽勝」マカヒキ2世を大絶賛! 友道康夫厩舎からワグネリアン、ドウデュースに続くダービー候補出現

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C.ルメール「楽勝」マカヒキ2世を大絶賛! 友道康夫厩舎からワグネリアン、ドウデュースに続くダービー候補出現の画像1
C.ルメール騎手 撮影:Ruriko.I

 16日、阪神競馬場で行われた5Rの2歳新馬は1番人気ルモンドブリエ(牡2、栗東・友道康夫厩舎)が優勝。秋華賞(G1)当日ということもあって普段より大きな盛り上がりをみせる中、嬉しいデビュー勝ちを決めた。

 8頭立て芝2000mのレース。無難にスタートを決めたルモンドブリエは、道中で内ラチ沿いの4番手を追走。前半1000m通過1分4秒9と緩い流れだったものの、特に折り合いを欠くこともなく最後の直線を迎える。

 直線では、鞍上のC.ルメール騎手が「馬の間でいい反応をしてくれた」と振り返った通り、逃げ切りを図ろうとしたニシノオスマンと、外から差し切りを狙ったワレハウミノコの間を縫うように力強い末脚で差し切った。

C.ルメール騎手「楽勝」マカヒキ2世を大絶賛!

「ルモンドブリエは、母に仏G1・2勝のラクレソニエールを持つ重厚な血統です。その影響もあってか、戦前には追い切りに跨っていたルメール騎手も『反応が遅い』とやや辛口評価でした。

ですが、レースでは最後までルメール騎手はムチを使っていなかったようにも見えましたし、ゴール前は流す余裕すらありましたからね。着差こそ僅かでしたが、ルメール騎手も『楽な勝利でした』と話していましたし、今後が楽しみです」(競馬誌ライター)

 この時期の新馬戦といえば、翌週に行われる菊花賞(G1)デーの新馬戦が、毎年大きな注目を集めることで有名だ。

 それもそのはず、過去の勝ち馬の中には皐月賞馬アンライバルド、ジャパンC(G1)を制したローズキングダム、昨年のダービー馬シャフリヤールなどG1馬がズラリと並ぶ。ファンの間で「伝説の新馬戦」と語られるほどの大物を、幾つも生み出してきた出世レースである。

 ただ、実は秋華賞デーの新馬戦を勝った中にも、のちに大物が誕生していることをご存じだろうか。

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マカヒキ

 2015年に同レースを制したマカヒキが、翌年に日本ダービー(G1)を制覇。近年でも、昨年の富士S(G2)で2着したサトノウィザードや、今年のアンタレスS(G3)で2着に入ったグロリアムンディなどの素質馬が勝ち馬に名を連ねている。秋華賞デーの新馬戦を快勝したルモンドブリエも、将来が楽しみな存在と言えるかもしれない。

 レース後、ルメール騎手が「距離を延ばしても大丈夫」と語っていたようにデビューが芝2000mだったことから、陣営が描く青写真はやはり来年のクラシック、そして日本ダービー制覇だろう。

 同馬は、マカヒキをはじめワグネリアンやドウデュースなどのダービー馬を育てた友道厩舎ということもあって、自然と周囲の期待は高まる。来年のクラシックへ向け覚えておきたい1頭だ。

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