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【アルゼンチン共和国杯(G2)展望】逆襲へ、キラーアビリティがC.デムーロと新コンビ! 相手は天皇賞・春3着テーオーロイヤル

【アルゼンチン共和国杯(G2)展望】逆襲へ、キラーアビリティがC.デムーロと新コンビ! 相手は天皇賞・春3着テーオーロイヤルの画像1
テーオーロイヤル 撮影:Ruriko.I

 11月6日の東京メインはアルゼンチン共和国杯(G2)。過去10年の勝ち馬からは、ゴールドアクター(15年)、シュヴァルグラン(16年)、スワーヴリチャード(17年)という3頭のG1馬が出ている。今年のメンバーからも後に出世を果たす馬は現れるか。早速展望していこう。

 主役候補の1頭として名前が挙がるのはテーオーロイヤル(牡4歳、栗東・岡田稲男厩舎)だ。1年前に菊花賞(G1)を賞金不足で除外されたが、その後に見せた快進撃から「幻の菊花賞馬」とも称された。

 実際に昨秋は10月に1勝クラスを勝利すると、今年2月のダイヤモンドS(G3)まで破竹の4連勝。天皇賞・春(G1)では4番人気にとどまったが、人気を上回る3着に好走した。

 同レースを制したタイトルホルダーには8馬身差をつけられたが、2着ディープボンドとの差は僅か1馬身。G1初挑戦としては大健闘だったといえるだろう。

 その後は夏を休養に充て、秋は先月のオールカマー(G2)から始動。好位から伸びきれず5着に敗れたが、このレースは道中インを通った馬が上位を独占したように極端なトラックバイアスが発生していた。そんな中、テーオーロイヤルは7枠10番から終始馬群の外目を追走しており、決して悲観する内容ではなかった。

 今回は休み明けを1度使われた上積みに期待できそう。前走後、鞍上の菱田裕二騎手は「返し馬に行った時に迫力を感じませんでした。これが休み明けの感じかなと」とコメントしており、状態的にも前走は余裕残しだった可能性が高い。300mの距離延長と東京替わりを味方につけ、重賞2勝目を狙う。

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キラーアビリティ

 テーオーロイヤルから主役の座を奪うとすれば、昨年のホープフルS(G1)を制したキラーアビリティ(牡3歳、栗東・斉藤崇史厩舎)だろう。

 デビュー2戦目で勝ち上がり、4戦目でホープフルSを制覇したキラーアビリティは、ぶっつけで臨んだ皐月賞(G1)は4番人気に推されたが、出遅れと折り合いを欠いたこともあり、13着に惨敗してしまった。

 挽回を誓った日本ダービー(G1)は8番人気まで評価を落としたが、4角後方3番手の位置から6着まで追い上げ、G1馬の底力は見せた。

 昨年のホープフルS組は、その後に苦戦を強いられているメンバーが多く“低レベル”扱いを受けてきた。それでも同レース2着だったジャスティンパレスが神戸新聞杯(G2)1着、菊花賞(G1)でも3着に好走。同馬に完勝したキラーアビリティも不甲斐なかった春を経て、復活への道筋をつけたいところだろう。

 2000mでも折り合いを欠くほどの馬が、敢えて自己最長の2500m戦で秋の始動戦を迎える。鞍上に配されたC.デムーロ騎手が復活の勝利に導くことはできるだろうか。想定段階でメンバー唯一のG1馬が春からの巻き返しを図る。

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ヒートオンビート

 ヒートオンビート(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)は重賞で8戦して未勝利だが、2着が3回、3着も2回と安定感は抜群だ。

 初のG1挑戦となった天皇賞・春では中団追走からじわじわと伸びて4着を確保したが、テーオーロイヤルには3馬身半差をつけられた。その後は七夕賞(G3)と新潟記念(G3)で1番人気に支持されるも、2着と5着。一息入れられ、2か月ぶりとなる今回は距離延長で臨む。

 2500m以上のレースはこれまで4回走っているが、すべてで掲示板を確保。ここでも大崩れはすることは考えにくい。東京コースの経験は過去に1度だけ。重賞初挑戦だった昨年5月の目黒記念(G2)で2番人気に支持され、ウインキートスの2着に好走している。

 近4走は池添謙一騎手が鞍上を務めていたが、今回は戸崎圭太騎手に乗り替わり。3度目のコンビで待望の重賞初Vを狙う。

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シルヴァーソニック 撮影:Ruriko.I

 シルヴァーソニック(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)は、3000m以上のレースで通算「0-0-4-1」。複勝率80%の成績を誇る。唯一の着外は、スタート直後に落馬した前走の天皇賞・春で、この時もカラ馬のまま“2位入線”を果たしている。

 その後、目黒記念を骨瘤で回避し休養していたが、ここで復帰戦を迎える。鞍上は短期免許で来日中のT.マーカンド騎手が務める予定だ。

 ハーツイストワール(牡6歳、美浦・国枝栄厩舎)は今年3戦2勝、前走・札幌日経OP(L)で武豊騎手と初コンビを組みオープンクラス初勝利を飾った。今回も鞍上を務める武騎手は当レース3度目の騎乗で初制覇なるか。

 大物個人馬主の金子真人氏(名義は金子真人ホールディングス)が伏兵馬3頭出しで臨む。

 前走・新潟記念で2着に入り、久々に存在感を見せたユーキャンスマイル(牡7歳、栗東・友道康夫厩舎)は、引き続き2戦2連対と好相性の石橋脩騎手とのコンビ。

 カントル(牡6歳、栗東・藤原英昭厩舎)は、デビュー当初から期待が大きかったダービー馬ワグネリアンの全弟。1年1か月ぶりの前走・佐渡S(3勝クラス)を勝利し、念願のオープン入りを果たした。

 現役屈指の洋芝巧者でもあるボスジラ(牡6歳、美浦・国枝栄厩舎)は、3勝クラスを東京で勝ち上がっていて、スタミナが問われる展開になれば、上位進出も可能だろう。

 テーオーロイヤルとキラーアビリティが中心だが、ハンデ次第では波乱もありそうな今年のアルゼンチン共和国杯。発走は11月6日、15時35分を予定している。

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