武豊「初体験」インゼル大将格で開幕レース勝利、31年前との“ある共通点”とは

レジェンドがキャリア37年目にして初体験だ。
5日、2023年のJRAオープニングレースとなった中山1R・3歳未勝利(ダート1200m)は、武豊騎手の1番人気シュバルツガイスト(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎)が直線で差し切って優勝した。
フルゲート16頭の一戦。まずまずのスタートを切った武豊騎手とシュバルツガイストは前から少し離れた5、6番手の位置。前半600mを33秒7で飛ばす先行勢を射程圏内に入れながら最後の直線に向かう。
直線に入りスムーズに外へ持ち出され追われ出すと、一完歩ごとに前との差を詰めてラスト50mで先頭へ。抜け出してからは手綱を抑える余裕も見せてゴール板を駆け抜けた。
「テンのダッシュはもうひとつでしたが、外枠を生かした見事な立ち回りで今日のところは完勝でした。良馬場の勝ちタイム1分12秒6も悪くないと思います。
昨年7月のデビュー戦は芝1800mを9頭立ての7着に惨敗したシュバルツガイストですが、母が1200m以下の重賞を4勝しているスプリンターだけに距離を短縮したのもよかったのでしょう。これからも短いところで楽しめそうです」(競馬誌ライター)
キタサンブラック産駒のシュバルツガイストは、一口馬主クラブのインゼルレーシングにおいて総額1億2500万円で募集がかけられた期待の1頭だ。これは同クラブの初年度募集馬のなかでも最高価格となっている。
そのため、レース後のSNSやネット上の掲示板などには「インゼルの大将格がついに初勝利」「この勢いでどんどん出世していってほしい」などの書き込みも見受けられた。
また、幸先のよいスタートを切った鞍上の武豊騎手もレース後、「ひさびさのリーディングや!」と冗談を交えつつ喜びを表現。
31年前との“ある共通点”とは…
なおJRAで新年最初に行われたレースをレジェンドが勝つのは、1992年1月5日の京都1R以来、2度目のこと。ただしこの年は東西の1Rが同時発走だったため、単独の開幕戦を勝つのはキャリア37年目にして今回が初体験でもあった。
「ちなみに92年は単勝1.8倍のスズタカクイーンでダート1200mの未勝利戦を1着。今回も単勝1.8倍のシュバルツガイストでダート1200mの未勝利を勝ち上がるという、不思議な共通点がありました」(同)
そのシュバルツガイストについて、武豊騎手は「乗り味は完全に芝馬。これからもっと走ってきそう」と話しており、また管理する国枝師は「最後はしっかりと伸びてくれたね」と終いの脚を評価していた。
この日は中山金杯(G3)で騎乗予定だったアドマイヤビルゴが回避したため、この1Rをメインレースのつもりで臨んでいたというレジェンド。今年もこの千両役者から目が離せそうにない。
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