GJ > 競馬ニュース > 戸崎圭太「川田超え」リーディングは茨の道!? 愛知杯(G3)ルージュエヴァイユ惨敗、2週連続の直接対決で明暗
NEW

戸崎圭太「川田超え」リーディングは茨の道!? 愛知杯(G3)ルージュエヴァイユ惨敗、2週連続の直接対決で明暗

【この記事のキーワード】, ,
戸崎圭太「川田超え」リーディングは茨の道!? 愛知杯(G3)ルージュエヴァイユ惨敗、2週連続の直接対決で明暗の画像1
アートハウス

 14日に中京競馬場で行われた愛知杯(G3)は、1番人気のアートハウスが好位から抜け出して快勝。前走の秋華賞(G1)では5着に敗れたものの、ローズS(G2)の覇者が改めてその実力を証明した。

 レース後、手綱を取った川田将雅騎手は「いつも以上に収まりながらよく我慢してくれて、本当に道中をいい雰囲気で走れるようになった」と、デビューから知るパートナーの成長を絶賛。自身にとっても、2006年にメジロマイヤーで制した小倉大賞典(G3)から続く、18年連続の重賞制覇となった。

 その一方で思わぬ惨敗となってしまったのが、3番人気ルージュエヴァイユ(牝4、美浦・黒岩陽一厩舎)に騎乗して12着に敗れた戸崎圭太騎手だ。

戸崎圭太「川田超え」リーディングは茨の道!? 愛知杯(G3)ルージュエヴァイユ惨敗、2週連続の直接対決で明暗の画像2
戸崎圭太騎手 撮影:Ruriko.I

「今日はノメる感じで甘くなりました。ゲートも出ませんでした」

 レース後に鞍上がそう振り返った通り、スタートでやや後手を踏んだルージュエヴァイユは最後方からの競馬。最後の直線では外から懸命に追い込みを図るも、重馬場の影響もあってか、いつもの鋭い末脚は不発に終わった。

「結果的に先行した馬同士で決着したように、後ろからレースを進めたルージュエヴァイユにとっては、少し厳しい流れだったかもしれません。

ですが、道中で同じような位置にいたルビーカサブランカ(8着)の武豊騎手が4コーナーにかけて早めに押し上げていったのに対し、ルージュエヴァイユの戸崎騎手は最後の直線を迎えた際にはまだ最後方。

レース後には武豊騎手も『展開が悪かった。スローでしたからね』と遅い流れを敗因に挙げていましたが、戸崎騎手もその流れを察知して積極的に仕掛けていれば、また結果は違ったかもしれません」(競馬誌ライター)

 昨年のオークス(G1)では、アートハウス(7着)に勝る6着に入ったこともあるルージュエヴァイユ。その後、条件戦を2連勝して重賞戦線に戻ってきただけに、改めてファンの期待も高まっていた。

 しかし、結果は思わぬ惨敗。スタート、ペース、馬場など様々な敗因があったとはいえ、レース後にはネットの掲示板やSNS等で「後ろすぎ」「大外ぶん回しかよ」など、戸崎騎手の騎乗ぶりに対し一部のファンから厳しい声も上がっていた。

「川田超え」リーディングは茨の道!?

「昨年のリーディングでワンツーした川田騎手と戸崎騎手ですが、今年のメインレースでの直接対決では今のところ川田騎手に軍配が上がっています。

先週7日には、中京メインのすばるS(L)で単勝1.8倍のドライスタウトに騎乗した戸崎騎手ですが、2番人気バトルクライに騎乗した川田騎手に屈して2着。最後の直線では川田騎手に上手く外から蓋をされ、追い出しを待たされたことが響いたように映りました。

そして今回も、ルージュエヴァイユと戸崎騎手が最後方から直線で大外を回ったのに対し、アートハウスと川田騎手は好位から難なく抜け出して快勝。すでにラーグルフで中山金杯(G3)を勝つなど年初から好調な戸崎騎手ですが、直接対決では川田騎手とクッキリ明暗が分かれている印象です」(同)

 昨年は横山武史騎手を退け、3年ぶりに関東トップへ返り咲いた戸崎騎手。復調傾向もあるだけに、今年は7年ぶりとなる全国リーディングが視野に入っても不思議ではないが、またしても川田騎手が大きな壁となりそうだ。

戸崎圭太「川田超え」リーディングは茨の道!? 愛知杯(G3)ルージュエヴァイユ惨敗、2週連続の直接対決で明暗のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

17:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  2. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛