真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.05.08 08:25
武豊・スマートレイアーのヴィクトリアマイル(G1)に「大きな声援」を送りたい理由。姉が弟の、弟が兄の「無念」を晴らす?
文=村上荒城
昨年のヴィクトリアマイルでは、武豊騎手を背に好位する積極的な競馬をみせたものの、4着とあと一歩の競馬だった。最後の直線で先行勢としては最後まで抵抗したものの、後方から伸びてきたストレイトガール、ミッキークイーン、ショウナンパンドラに交わされてゴール。ただ内容的には、コンマ6秒差と完敗だった。
ただし、そこには明確な敗因があった。
レース後武豊騎手が「最後は脚が上がってしまいました」とコメントしたように、1000m通過が57.2秒というハイペース。レッドリヴェールとカフェブリリアントがハナを奪い合う激しい展開で、スマートレイアーら先行勢には厳しい流れだった。
今年はレッドリヴェールもカフェブリリアントいなければ、先着を許したストレイトガール、ショウナンパンドラもターフを去った。その若さと勢いで下からの突き上げが予想される4歳勢もジュエラー、シンハライト、メジャーエンブレムが引退し、飛車角落ちといった状況。スマートレイアーにとっては「昨年以上のチャンス」といえるだろう。
武豊騎手が初めて跨った時から「いつか大きな勲章を手にすることができる」と惚れ込んだ逸材。弟のプラチナムバレットは、順調にいけば秋には戦線復帰が叶うだけに、その時には「G1馬の弟」という、新たな”箔”をつけてやりたいところだ。
(文=村上荒城)
PICK UP
Ranking
23:30更新- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!