
金鯱賞(G2)プログノーシス快勝の裏で川田将雅の期待馬が行方不明!? 福永祐一も「ポテンシャルやスケールを感じます」と高評価

先週末の金鯱賞(G2)を1番人気に応えて快勝し、待望の初重賞制覇を手にしたプログノーシス。主戦の川田将雅騎手が騎乗した際は5戦5勝と、最高の相性を証明する結果だった。
この調子で好走を続ければ、G1制覇も視野に入ってくる逸材だ。現役最強馬の声が上がるイクイノックス、ドウデュースらトップクラスとの直接対決にも期待したい。
レース後のコメントでは、「無事に勝ち切れて何よりです」と振り返った川田騎手だったが、まだまだパートナーの課題は残っている様子だ。
今回も後方からの競馬を強いられたように、プログノーシスはゲートが得意ではないタイプ。それでも今日は出てくれた方だということだが、川田騎手によると道中でも力みっぱなしだったようで、「できるだけ、急がず、ゆっくり」とレースを運んだとのこと。良馬場での開催ではあったものの、「パンパンの馬場の方が能力を発揮できる」という言葉を考えると高速決着で持ち味が生きる馬なのだろう。
かねてより素質の高さを評価されていたプログノーシスだが、川田騎手にはもう1頭の期待馬がいたことも思い出したい。
プログノーシス快勝の裏で川田将雅騎手の期待馬が行方不明!?
それは、昨夏の小倉で不知火S(3勝クラス)を制したエスコーラ(牡5、栗東・中内田充正厩舎)のことである。ここまで5戦すべてで単勝オッズ1倍台の断然人気に推されていることからも、本馬に対するファンの評価の高さが伝わってくる。
デビュー戦こそ4着に敗れたが、2戦目の未勝利戦から破竹の4連勝。血統的にもサリオスの下で、姉には2000年のエリザベス女王杯(G1)と有馬記念(G1)で2着に入ったサラキアもいる。妹のサリエラも昨年のクラシック候補として話題に上がった実力馬だ。
エスコーラの不知火Sでは、主戦の川田騎手が新潟の関屋記念(G3)で安田隆行厩舎のダノンザキッドに騎乗したため、福永祐一騎手(現調教師)が代打騎乗。好位から抜け出す危なげない競馬で、任された任務を成功した。
レース後のコメントでも「ポテンシャルやスケールを感じます」と高評価。加えて「まだ動き切れなくて体重もありますが、まだ成長過程だと思います」と、さらに伸びしろがあることも感じていたようだった。
ところが、その肝心のエスコーラは不知火Sを最後に次走の情報が一向に出てこない。5歳春で5戦というキャリアからも、体質的な弱さをイメージするが、ネットの掲示板やSNSでも、“行方不明”のような感覚を持つファンも多いようである。
昨春のドバイシーマクラシック(G1)9着から姿の見えないステラヴェローチェと同じく、ターフを駆けるシーンが待たれる素質馬といえるだろう。
PICK UP
Ranking
11:30更新宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 宝塚記念(G1)武豊の起用は「懲罰交代」が濃厚か…G1初勝利の若手が失った関係者の信頼、師匠の逆鱗に触れた「問題行動」の裏側
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 「16冠ベビー」ソウルスターリングの独裁政権に突如現れた「超大物」ファンディーナ!激動の3歳牝馬クラシック戦線を振り返る
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
関連記事
【ダイオライト記念(G2)予想】抜けた馬が不在で地方馬にもチャンス!厚めにピックアップし好配当を狙う
キタサンブラック、ゴールドアクターも倒した「最強2勝馬」逝く…ファンから悲しみの声続々、エピファネイア産駒を出産予定の“ライバル”も注目
「騎手多過ぎ問題」に拍車をかけるJRAの判断!? ファンの楽しみ増えるも20連敗…生存競争の激化に若手中堅は青色吐息?
何かが違うステイヤー路線。「天皇賞を捨てて勝負に出る」JRA阪神大賞典はボルドグフーシュ、ジャスティンパレスを上回る勝負陣営に要注意!
「キョロキョロ」松山弘平は全面謝罪、挟まれた横山典弘も致命的不利…金鯱賞(G2)「外からスイスイ」川田将雅がひとり勝ち