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ひっそりと「JRA重賞69連敗」…“3連覇”だけじゃないディープボンドの負けられない理由

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ディープボンド 撮影:Ruriko.I

 19日(日)、阪神競馬場では天皇賞・春(G1)につながる前哨戦としてお馴染みの長距離重賞・阪神大賞典(G2)が行われる。

 内回りかつ急坂を2度登る阪神の芝3000mというタフな条件で行われる一戦で、1年ぶりの勝利を目指すのがディープボンド(牡6歳、栗東・大久保龍志厩舎)だ。

 これまでG1での勝利こそないものの、天皇賞・春ではここ2年連続で2着に入った実績を持ち、一昨年は暮れの有馬記念(G1)でも2着と健闘。さらに一昨年、昨年と2年連続で凱旋門賞(G1)にも挑戦しているJRA屈指の強豪である。

 ここ4戦は白星から遠ざかっているとはいえ、同馬にとっての“ベスト舞台”は他でもないこのレースであることは周知の事実だろう。一昨年は後続に0秒9の差をつける圧勝でその強さを見せつけ、昨年は単勝1.2倍の人気に応えての2連覇を成し遂げている。

 今年もこの舞台で勝利を挙げることができれば、2015年から2017年にかけてステイヤーズS(G2)を3連覇したアルバート以来、史上8頭目の「JRA平地重賞3連覇」の偉業となる。さらに「阪神大賞典の3連覇」となれば、今なお絶大な人気を誇る名馬・ゴールドシップ以来で2頭目の快挙というおまけ付きだ。

 今回は得意舞台であることに加え、和田竜二騎手とのコンビ再結成が実現するのも心強いポイントだ。調教にも跨った同騎手は「相変わらずディープボンドだなと感じました」と変わらぬ感触を口にしつつ、「G1を獲れる馬だと思っていますし、再び手綱を任せていただいた限りは目標に向かって全力を尽くしたいと思います」と闘志を燃やしている。国内全4勝を知る主戦を背に、令和初の同一重賞3連覇へ視界は良好だ。

 しかし、少し気がかりな点も存在する。それが直近のJRA重賞におけるキズナ産駒の不振である。

ひっそりと「JRA重賞69連敗」

 1年前にディープボンドがこのレースを制して以降、JRAの重賞で勝利を挙げたキズナ産駒は昨年5月の京都新聞杯(G2)を勝ったアスクワイルドモアと、6月の安田記念(G1)を勝ったソングラインの2頭だけだった。

 この期間のキズナ産駒全体の成績をJRAの重賞に絞ってみると【3-6-8-51/90】となり、勝率3.3%に連対率も10.0%と低水準。単勝回収値も30円で複勝回収値も50円と寂しい数字となっている。

 キズナは2019年の初年度産駒デビューから芝・ダート問わず幅広く活躍する産駒を輩出し続け、昨年のサイアーランキングを見ても収得賞金はディープインパクトとロードカナロア、ハーツクライに次ぐ全体4位という好位置につけていた。

 ところが、重賞勝利の頭数を見てみると、ディープインパクトが9頭でロードカナロアが8頭、ハーツクライは7頭と同じトップ3が形成されている中、キズナは3頭で全体10位タイまで下がってしまう。

 安定して稼ぐことはできている反面、大舞台でのインパクトという点では乏しく、気が付けばJRA重賞における連敗は「69」まで伸びている。

 その一方で、地方に目を向ければテリオスベルが昨年11月に船橋の交流重賞・クイーン賞(G3)を制覇。海外でも、バスラットレオンが今年2月にサウジアラビアで1351ターフスプリント(G3)を制した。JRAの外では重賞の舞台でも勝ち名乗りを挙げる馬が出て来ているだけに、春のG1シーズンの前にこうした嫌な流れは断ち切っておきたいところだろう。

 自身の3連覇だけでなく、父の名誉挽回もかかる大一番へ。負けられない理由を背負って走るキズナの代表産駒・ディープボンドと和田竜二騎手のコンビから目が離せない。

GJ 編集部

GJ 編集部

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